After Field Mountain

宇宙戦艦ヤマト2199

 　なんと、あの『宇宙戦艦ヤマト2199』の第一話、最初の10分が公開されました。
 　いやあ、凄いですね。ここまで原典通りでありながら、新しい。
 　見られるうちに、これ、是非見てください。
 　あと、比較はこちら。
 　いや、『復活篇』がひどすぎたんですが。だいたい、主砲の音が違う時点で『復活篇』はパスです。パス。
 　でですね、感動したのが、何故、ゆきかぜがきりしまと最後まで生存できたか。
 　非常に説得力のある演出になってます。本来、劣勢故に、アマノイワトを開かせる（イスカンダルの連絡船の航路を確保する）ために奇襲をかけるつもりで、ピケット艦としてゆきかぜが先行。ところが裏をかかれて本隊の後方よりガミラスが攻撃。地球艦隊は殲滅されます。（２割で壊滅というのに８割って、何の冗談だ？　状態です。さらにフェーザー砲がガンという音だけで跳ね返されるという絶望感がたまりません）そこへピケットとして奇襲をまぬがれたゆきかぜが、有利な射点から攻撃開始。実体弾においてはほぼ互角故、いい勝負となります。
 　で、作戦目的達成を知ったきりしまは撤退を決意。しかし、傷ついたきりしまでは逃げ切れない故、ゆきかぜは殿を勤めるため、戦域に残る。
 　うーん。個人的にはやっぱり、旧作の雰囲気が好きなんですが、これも、帰れないから残りますに比べればはるかに良しです。（友人Ａの話によれば、これ、メリケン版の『Star Blazers』の残った理由に近いんだそうですが、日本人もアメリカナイズされてきたんでしょうか。で、実に日本らしいと言うか、『妖星ゴラス』というか、歌って特攻です。歌詞なしのＢＧＭで戦闘シーンを続ける。泣けます。
  　いや、もう、これは絶対に劇場に行くしかありませんね。再来週の土曜日にでも見に行ければいいんですが。

石黒監督逝去

 　予定ではWiMAX関連の記事をお送りするはずでしたが、急遽記事の内容を変更させて頂きます。
石黒昇監督逝去。ご冥福をお祈りします。
 　私たちの仲間内では、一連の『宇宙戦艦ヤマト』『超電磁ロボ　コン・バトラーＶ』『ヤッターマン』『ルパン三世第２シリーズ』『超時空要塞マクロス』『超時空世紀オーガス』『超時空要塞マクロス　愛・おぼえていますか』『メガゾーン23』『銀河英雄伝説』。あとマイナーでしょうが『超人ロック　ロードレオン』で、最後が『TYTANIA-タイタニア-』。これらの作品に関わってこられた偉大な先人でした。まだ73歳とは。お若い。若すぎる。
 　追悼記事など見させて頂くに、『タイタニア』は、監督が、２期があったらやりたいと仰ったとか。
 　視聴率低下故の打ち切りでなしに、原作枯渇で１期終了とは。さぞかし心残りだったと思います。
 　しかし、田中芳樹氏、なんでこんなになってしまったかなあ。遅作作家。『創竜伝』（これもおかしな題名で、中国の龍王なんですから『創龍伝』ではないのかしらん）以前と以後では、全く別人。『銀英伝』『アルスラーン』の田中芳樹氏は何処へいかれたのか。
 　申し訳ありません話がずれました。
 　石黒監督、素晴らしい作品をありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。

必殺

 　やる夫エッセンシャルさんに久しぶりに行ったら、『やる夫が仕置き人になるようです』がまとめられていました。『やる夫たちと放課後の教室』や『やる夫が魔女の騎士になるようです』が最近、更新がゆっくりになって、すっかりご無沙汰。気がつけば、去年の11月くらいからお邪魔してなかったんですね。ですから、８話一気読みできる幸せにありつきました。<br />&nbsp;　リアルタイムとどっちが良かったでしょうか。<br />&nbsp;　初期必殺をベー やる夫エッセンシャルさんに久しぶりに行ったら、『やる夫が仕置き人になるようです』がまとめられていました。
 　『やる夫たちと放課後の教室』や『やる夫が魔女の騎士になるようです』が最近、更新がゆっくりになって、すっかりご無沙汰。気がつけば、去年の11月くらいからお邪魔してなかったんですね。ですから、８話一気読みできる幸せにありつきました。
 　リアルタイムとどっちが良かったでしょうか。
 　初期必殺をベースにしたオリジナル作品。仕置き人ですが、念仏のやる夫、中村やらない夫、棺桶屋の代わりにかんざしの蒼、で、鉄砲玉のおきんなのかな、小理屈の佐々木。性格的に加代じゃあないと思うんですが。団子屋やってる女性登場人物っていただろうか。
 　ともかく、無茶苦茶面白かったです。
 　これがＡＡか！　という演出の妙。才能ある人はやっぱり違うんですね。
 　しかし、問題作、『女郎花』。しっかり番外編で作品化。これ、『賢者の贈り物』の翻案って、どこまで、ダークに作っていたんでしょう。初期必殺は。
 　本当に面白い作品見つけて、幸せになった一日でした。

孤独のグルメ３連続

 　久しぶりに友人Ａの家に遊びに行きました。
 　なんだか、先週が映画で、先々週は日曜出勤。お目当てはただただ、『孤独のグルメ』なんですよ。ええ。
 　３週間くらいためてしまったので、視聴開始です。
 　まずは「吉祥寺のナポリタン」。
 　「メニューの森に迷い込んじまったようだ」
 　うーん。個人的にはゴローちゃんはもう少し丁寧語のような気がするので「まいった、メニューの森に迷い込んでしまったぞ」といった感じかなとも思うんですが、まそれはそれです。些末なことです。スタッフ、原作に敬意をしっかり持って作ってるなあ。羨ましいなあ。
 　ナポリタンですか。札幌市役所の地下食堂のナポリタン。ミートボール２つと赤いウィンナーが載っていて、北辰病院があのあたりにあった小学生の頃、アレルギー性鼻炎の治療の後、連れて行ってもらったな。などと感慨深いものが。ナポリタンはアルデンテじゃないんです。ええ、これだけは声を大にしておきたいですね。ミートソースやカルボナーラとは違うんです。（キリッ）
 　「川崎の一人焼き肉」。これ、実はやるって聞いて心配してたんです。だって、店は違うと行っても、原作に同シチュエーションがあるじゃないですか。原作クラッシュしないかなと。
 　杞憂でした。畜生、うらやましい。
 　強いて言えば、前述の通り、「焦るんじゃない　肉を無駄に焦がしちまう」が気になった程度ですが、本当に些細なことです。
 　しかし、おでんの時の大根のつけもの同様、今回もキムチ忘れてます。キムチ。謝ってますよ。キムチに。はは。
 　美味しそうだなあ。
 　と、思っていたら、『製鉄所』来ました！
 　いや、神回かもしれません。
 　で、「下北沢の広島風お好み焼き」
 　いいです。凄いです。女優失踪からストーキング。「食べかけですが」。この空気読めないところがゴローちゃん。
 　で、「お好みの焼きだ」。タコにホタテにカキ。ああ。カキうまそう。今年はあんまり食えませんでした。「海のミルクとバターが合わないわけがない」。ああ、お腹が空きました。
 　で、「広島風お好みの焼き」。
 　あははは。凄いです。HIROKIスペシャル。まるっきりケーキです。
 　腹が減りました。

ギャバン見てきました

 　Ａ先輩と一緒に『ギャバン』見てきました。『宇宙刑事ギャバン』映画版。
 　正確には『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』なんですが、40過ぎには『ギャバン』ですよ。ええ。
 　TV版の放映は82年～83年って、今から30年前になっちゃうんですか？　ひどい話だ。人生、あっという間ですね。あと30年たてば私も77歳の喜寿ですよ喜寿。
 　しかし、大葉健二氏、お若い。57歳、還暦直前とは思えません。キルビル（2003）の頃が私と同じくらいの歳ですか。信じられません。同じ人間とは思えない。（泣）
 　さすがはスーツアクターもなさっていただけあって、殺陣が決まる、決まる。若い役者さんより若く見えました。我々は、贅沢してたんですね。これが当たり前だったんですから。
 　しかも、バトルケニアとデンジブルーとギャバンの３役。Ａ先輩は「やりすぎ」と言われていましたが、まあ、ご愛敬と言うことで。
 　ともかく、大変面白かったとしか言いようがありませんでした。いや、宇宙刑事復活しかないでしょう。これ。（ゴーカイジャーへの言及がほとんど無いがこれでいいのだろうか）

ブラックタイガーは何故なくなったか

 　やっぱり、私、『宇宙戦艦ヤマト』が好きなんだな。再確認です。なもんで、続けてヤマトの話です。
 　コスモゼロのラインが難しすぎて、当時のアニメ技術では、大量に動かすことが難しかったため作られた機体。ブラックタイガー。
 　沖田艦ですら撃破できなかったガミラス・デストロイヤーを、その機載砲で撃破した高性能機のことはご存じだとおもいます。
 　しかし、今回、「宇宙戦艦ヤマト2199」では変わっちゃったんですね。機体が。コスモファルコンですって。ラインは微妙に似ているんですが。
 　やっぱり現在だとブラックタイガー＝海老。という連想が強すぎるんでしょうか。だったら、コスモタイガーでもいいのにな。なんて思ってしまうわけです。ならばきれいにコスモタイガー２（機種依存字なのでアラビア数字）につながりますよ。それともファルコン（隼）だったら、屠龍（ドラゴンキラー）、鍾馗（オーガキラー）飛燕（フライングスパロー）とでもする気なのでしょうか。でも、こいつら陸軍機なんだよなあ。

凄いものを見てしまった（宇宙戦艦ヤマト2199）

 　『宇宙戦艦ヤマト2199』。話は聞いていました。聞いていましたが。
 　私たちは「宇宙戦艦ヤマト」は小学校高学年でジャストミートしてます。
 　あの衝撃。中学のガンダムや高校のマクロスの衝撃などお話にならないくらい、ヤマトの衝撃は凄まじいものがありました。そして『さらば宇宙戦艦ヤマト』あそこで、私のヤマトは完結しているのです。
 　私の中ではそのあとは蛇足に過ぎない。そう思っています。たとえ、TV版が、「特攻賛美は許せない」という理由でエンディングが変わって続編が作られる土壌が出来たとしてもです。（そういえば「ゆきかぜ」が冥王星会戦で殿を勤めるのは最近は「男なら負けるとわかっていても戦って戦って戦い抜く」ためではなく、「整備時間が足りず、地球に帰還できないため殿となった」と改悪されているそうなんですね。そこまで「特攻」は賛美しちゃいけないものなんでしょうか）
 　で、友人Ａ（『ヤマト』のＴＶ版ＤＶＤ持ってるお莫迦）に勧められて、『宇宙戦艦ヤマト2199』のPVを見せてもらったんですが。凄いものを見てしまいましたね。これは。
 　はっきり言って、メカは復活編超えてます。
 　凄いです。くだんの「ゆきかぜ」のシーンも「沖田さん、あなたはここで死ぬべき人じゃない」ときましたか。自己犠牲。まあ、修理不足よりは数倍ましです。
 　まあ、キャラクターに関して未曾有の危機に危機感が足りない。という声もあるそうですが、実際に原子炉メルトダウンしているのに暢気しているわれわれの子孫ですよ。あのくらいで良いんじゃないですかね。

てなもんやボイジャーズと幽幻会社

 　さて、明けまして日曜日。
 　相変わらずのアニメ三昧です。
 　今回は、友人ＡのＬＤ。（学習障害にあらず。レーザーディスク）
 　友人Ａは面白い人間でして、ＤＶＤが全盛になりかけの頃、（安くなっていた）ＬＤを買いあさっていた変人です。その押し入れの下の段には、大量のアニメＬＤのボックスがあるとかないとか。
 　ただ、ＬＤの寿命は30年から50年。ホワイトノイズ乗っちゃうから早くDVD化した方がいいのですが。
 　しかし、『てなもんや～』面白いですね。これ、実はスタジオぴえろの作品一覧に掲載されなかった黒歴史作品。まあ、対象年齢層をあげすぎました。でも、監督が新房氏です。『仁義なき戦い』が好きな私や友人Ａにはドストライク。久しぶりに見ましたが、やっぱり面白いです。
 　でもって『幽幻会社』。
 　「『ＧＳ美神』のパクリなんだな」
 　「お前、言葉に気をつけないと精神が愚劣になってしまうぞ」
 　いや、友人Ａ。もう遅いかもしれない。
 　でもって、これもある意味微妙な作品。ゴーストスィーパーものとして94年、パイオニアPACシリーズ第一期作品のひとつ。美神さんが91年連載開始で、アニメが93年から。言い訳できない状況ですが、これもいいんですよね。意外と。バブルとかボディコンとか派手な要素が皆無。94年なのに、雰囲気が80年代。
如月妖華△（さんかっけー）
 　いや、売れないことはわかってるんですがの両作品。いや、面白かったです。

無限の住人DVD

 　さて、週末は友人宅でアニメ三昧！
 　今回は、前回のオチでは無かった『無限の住人』アニメ版です。
 　いや、メーテルさんの青春時代というとんでもない話もあったりするんですが、今回はこっち。
 　なんですが、友人Ｂが
 　「ひどいんだな、黒歴史なんだな」
 　と言うほどひどくありません。
 　いや、アリです。友人Ａも、面白く見てます。友人Ｂは拍子抜け。
 　「しまりす、演出がまずいとか思わないかな。表情も変わらないしな」
 　大丈夫です。あの『ＯＶＡ八犬伝』に比べれば十分。キャラの区別がつくなんて素晴らしい。
 　「Ａ、話が単調じゃないかな」
 　「いや、俺、作者が一ノ関圭氏の影響受けて話が変わりだしてから、だんだん合わなくなって、実家出るとき、全部作者の作品処分しちゃったから。いや、５巻くらいまでは残しておくべきだったか」
 　「おまえら、純粋なファンにあやまるんだな。これは黒歴史なんだな」
 　どうやら、私たちは沙村広明氏のファンとして風上に置けない存在のようです。
 　しかし、友人Ｂ、キミは古なじみに黒歴史アニメばかり見せようとするのかな。

東京魔人學園剣風帖アニメは・・・

 　結論から。
 　長かった。本当に長かった。先日、『マスター・キートン』のマラソンにくらべて、倍は長く感じました。
 　が、しかし。このアニメ何なんでしょう？
 　面白くないわけではないんですが、陰惨でグロで、原作の『飛び出せ青春』的な、牧歌的な青春ドラマ分がどこにもない。
 　私の好きだった京一はもっと飄々としていたし、小蒔の攻撃的で姉御肌ってなんですか。ショートカットの小蒔を返してくださいよ。パーティの中で妹ポジの小蒔が良いんじゃないですか！　
 　私の中では、主人公×葵、醍醐（なぜ、彼だけ名字）×小蒔のカップリング（笑）。飄々とした京一君はかき回す役、見たいなイメージだったんですが、京一×葵とは、斬新ですね。（遠い目）
 　などといいながら24話、見てしまいました。（流石に外伝２話は遠慮しました）
 　ネットでは『デモンベイン』並の黒歴史（ファンから存在ごと抹消）だそうですが、これ、原作に思い入れがある人間ほどダメージでかいですね。友人Ａなんて第１部（14話）で早々にヘッドフォン装備でパソコンに向かっちゃいましたし。
 　でも、なんか、24話見せるだけの魅力はあったようです。
 　さて、来週は『無限の住人』13話だ！