After Field Mountain

花金（死語？）のダメ中年（『這い寄れニャル子さん』）

 　花金なのにダメ中年がアニメ三昧。『這い寄れニャル子さん』ですが。しかし
 　原作１巻を２話で消化しやがりましたよ。このアニメ。

 　なんというか、かんというかで私もニコニコ動画のＩＰを持っているので（プレミアム会員ではない）視聴しました。しました結果が、冒頭です。いやいくらなんでも速すぎるでしょう。
 　過去にもダバ・マイロードが１年掛けてもできなかったこと。ジョルジュが半年で成し遂げたことを前回のあらすじと次回予告。約１５分で成し遂げたアニメというのもありましたが、それ並に速い。
 　（成すべき事は王国復興、それぞれエルガイム、ガリアン　ドラゴンスレイヤー英雄伝説）
 　いやはや、どこまでこのスピードで突っ走るのか。テンションはこのまま続くのか。少々心配ではあります。

せっかくバーサーカーに憑依したんだから雁夜おじさん助けちゃおうぜ！

 　アンリ・マユの救済のため、第４次聖杯戦争に現れた英霊エミヤ。彼ですら救えなかった、もう、設定的に崖の先端、ドン詰まりから既に５メートル先にいるキャラクター。間桐雁夜。通称雁夜おじさんを、偶然原作知識のある資格取得マニアがバーサーカーに転生、これを期に助けてしまおう。というのがこの『せっかくバーサーカーに憑依したんだから雁夜おじさん助けちゃおうぜ！』です。以下、少々ネタバレ有り。
 　ギャグです。ギャグですけど。ほろりとくるところもあったりして。
 　しかし、王の神器パクって、その効果でおじさんの体質改善を図ろうなんて、誰が考えます？　普通考えませんよね。目から鱗です。
 　しかも、彼の存在のお陰で原作の名シーンがみんな少しづつ迷シーンになってしまって。
 　ボッチの我様、は大笑いでした。
 　途中でエピローグが発表され、読者がパニックになったりもしましたが、連載が続いているようで何よりです。

運命を貫く漆黒の螺旋

 　タラ、レバは言っても仕方がないのですが、私の場合、人生史上２番目のタラレバポイントは中学１年の春にあるわけです。（最大は墓場に持っていきますって、私はギャゼルヌ先輩か）
 　まあ、壮絶なイジメの結果として現在の私がいるわけで、否定はしません。つうか結構楽しくやってますが、それもこれも、私が生きているからです。
 　新谷かおる氏のバイク漫画に「事故ってもコケてもいい。生きてさえいればいつか笑い話になる」これは事実だと思います。
 　しかし・・・。
 　と大仰なことを書いてますが、今回もネット小説。虚淵玄氏の『fate/ZERO』。登場キャラクターが１陣営除いて奈落へ真っ逆さまのこの小説を、何とかしたい。そう思う人が多いのか、二次小説も花盛りです。その１作がこれ。『運命を貫く漆黒の螺旋』
 　５次のアーチャーが凜ルートでカルマを落としたあげく、アンリ・マユに接触。聖杯の望みを「アンリ・マユの救済」とすることでマスターなしで第４次に参加する。
 　燃えます。破滅へと続くしかない物語を闖入した一つの要素が、よりよい未来のために書き換えていく。いや、良い物読ませてもらいました。

微視的お宝鑑定団

 　貴方は、料理道具を目の前に掲げてにんまりしたことがありますか？　
 　何かへんな始まりになってしまいましたが、男なら、道具に対する愛着というものが存在すると信じます。私も、ハーマンミラーのアーロンチェアしかり、最近、縁があるのか入手できる酒器しかり。
 　東海林氏のそういったこだわりが全開の著作が文庫化されました。
 　『微視的お宝鑑定団』。
 　ちまちまとルビが振ってありますが、これが大事なのです。絶対大事。「たとえ、１回しか使わぬとわかっていても、男には買わねばならない時がある」のです。（反語表現に「たまにしか使わないものを買わずに明日の出費に備える。それが男だ」があったりして。あれ？）
 　まあ、鰻のたれを注ぐ道具を目の前に掲げて注視するのは問題ないでしょうが、武田刃物の文化包丁を目の前に掲げるのは不味いでしょうかね。

ストロンガーが・・・

 　知りませんでした。荒木茂氏が亡くなっていたなんて。
 　４月１４日。享年６３歳。若すぎる。若すぎる最期です。お若いと歯ぎしりした青野氏よりも更に一回りもお若いなんて。
 　謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
 　個人的に好きなライダーは１号、２号、Ｖ３、Ｘ、アマゾン、ストロンガーまでなんです。
 　平成ライダーではクウガ、アギト、響鬼の２９話まで。
 　しかし、ストロンガーは、電波人間タックルがトラウマです。すがやみつる氏のコミカライズで、茂、ユリ子が新婚さんに間違えられるシーンを挟んだ上で、死亡戦闘シーンへ繋げるという、「おまえの血は何色だ？」的な展開に唖然食らってしまって以来のことっです。
 　ＤＶＤはＶ３コンプで挫折しているんですが、なんとか再びストロンガーまで集めようかな。（アマゾン２巻、Ｘ３巻、ストロンガー４巻、計７万）そんな気分になりました。
 　本当に、ご冥福をお祈りいたします。

一日潰れた

 　現在、悔恨の情でモニターに向かっています。
 　現在、ヤマトがガミラスのマグネトロンウェーブに捕まって濃硫酸の海に落ちたところです。
 　いや、最初は本の出来心だったんですよ。昨日見た所まで、３話ほど、ＴＶ版でどうなっていたかなと。
 　失敗しました。止まりません。出撃見たら、やっぱり一連の第二次冥王星海戦を。それを見たらやっぱりバラン星までは行きたいし、そうなったら今度はやっぱり七色星団海戦は見ないとならないし・・・。
 　みんな、昔買ったＤＶＤＢＯＸが悪いんだ！　というわけで１２時間耐久マラソンももう少しです。近日まれに見る何も生産性のない日曜日でした。
 　しかし、アーロンチェアは偉大です。これだけ座っていても腰が痛くならないんですから。

宇宙戦艦ヤマト２１９９を見に行く

 　さて、何故に、週末にぐだぐだ集まる不良中年の集まりに参加せず、金曜日に行ってきたのか。
 　ヤマトです。『宇宙戦艦ヤマト２１９９』を見るためにＡ先輩と映画館に行ってきました。
 　昼頃、本屋で待ち合わせ、お昼はテレビ塔地下の鶏之介でランチ428円也。
 　で、劇場へ。
 　いやあ、良かった。興奮冷めやらぬうちに駅からススキノに近い『ランバン』まで行って話し込むくらい良かったです。
 　なんとイスカンダルから１年前に連絡が来ていたんですね。そして、第二陣を迎えるためのメ号作戦。レーダーの性能上、奇襲は成功するはずがない。故に戦術長候補古代守と、その精鋭を奇襲のピケットに出すことで温存。地球防衛艦隊主力は冥王星のガミラス艦隊の注意をイスカンダルからの使者からそらし、敗走を装ってゆきかぜと合流。帰還する。これが作戦だったのでしょう。
 　ただ、想像以上にガミラスが本気で主力を撃破に動いたため、主力は壊滅。温存するはずだったゆきかぜまでも傷を負った旗艦きりしまを守るために投入しなければならなかった。
 　そんなところなのでしょうか。
 　しかし、あんなに大きくエマージェンシーが出てるのに気がつかないとか、山本が女の子になっているとか。まあ、突っ込み所はあってもそれはそれで。ともかく楽しい時間を過ごせたのでした。
 　さて、次は６月だ。

這い寄れニャル子ちゃん

 　『いつもニコニコ、貴方のお側に這い寄る混沌。ニャルラトホテプです』
 　いよいよ、３度目の正直。FLASHアニメではなくセルアニメとして、テレビ東京で開始されました。
 　いいですねえ。でも、テレビ北海道では見ることは出来ません。というか、それ以前に私の家はＴＶ受信環境がないんですが。
 　なんですが、蛇の道は蛇。ニコニコで視聴できると言うことで、友人Ａ宅で第１話を見てきました。
 　えっと・・・。
 　最初の突っ込み。
 　「１話で一巻半分やっていいんかい！　ドラマＣＤだってまだゆっくりしてなかったか？」
 　未だかつてこれほど急いだアニメがあったでしょうか、いやない（反語表現）
 　一話のラストで最終回臭がぷんぷんですよ。
ドラマＣＤですら１時間近くあったというのに。なにかとぶっ飛んだアニメではあります。

深爪してしまった

 　夜爪を切ると親の死に目に会えないというのは、夜爪を切る→夜詰めで親の死に目に会えないという語呂合わせと、暗い照明の下、深爪によって生じた傷が、非衛生な環境によって、化膿したり、破傷風菌が侵入したりするからだ、といわれているそうです。そういうことらしいのですが。
 　この明るい照明と清潔な環境、破傷風菌の予防接種も完璧な現状でも夜、詰め切って深爪してしまうことはあるようです。
 　ようやく半分、支払いが終わったハーマンミラーの椅子に足をのっけて、爪を切っていたのですが、変に力を入れたのかスムーズに椅子が回転しました。
 　ぐるん、ばちん。
 　本来、三角形に切るべき右足の人差し指が（この表現は正しいのか？）直線に切れてしまいました。
 　血こそ出ませんでしたが、痛いです。痛いです。細い上靴に痛いつま先、どうしましょう。

青野武氏逝去

 　謹んで　青野武氏のご冥福をお祈り申し上げます。まだ、７５歳。お若い。古代戦闘隊長、既に亡く、真田工場長が逝く。なんということか。
 　実際問題として、『こんなこともあろうかと』という有名な台詞は、実は、一回しか使用されていないんですよね。パート２の１０話です。なのに、真田さんと言えばこの台詞。星一徹のちゃぶ台返しが本編では１回しか存在しないのと一緒でしょうか。
 　あと、『天地無用』のじっちゃん。
 　ああいった渋い爺さんを演じられると天下一品の方でした。ちびまる子ちゃんのお爺さんも富山氏のお爺さんが役柄通り少々剽軽なお爺さんだったのに、青野氏のお爺さんは少々渋すぎと言う感じがありました。
 　私にとっては、『がんばれタブチくん！』のヤスダ投手が一番に思い出されます。魔球ですよ。魔球。
 　また偉大な先人を失ってしまったことがとても寂しい春の夜でした。