絶望した! ともかく絶望した! しまりす
この正月、どこにも行かずにがんばった結果が出ました。アウト! もう半年!
泣けますね。
明日もう一日あるんですが、ささくれだった気持ちを落ち着けるため『天下一品』を読み返します。
この本、ほとんどほめてるんです。というか、ほめないところは書かない。うちのブログみたいなポリシーなんです。だからあっさり読めて読後感すっきりなんですね。(ばっさり否定しているのって天ぷらの『花むら』だけじゃないかと。 更に、このブログは小島氏の名文に及びもつきませんが)
その中で、結構長く苦言というか、指導を受けているのが『南一』というお店です。先代は小島氏の大のお気に入り。しかし、先代亡き後弟子とお嬢さんが継いだんですが、全部及第点なのにどこか足りない。
「こういう生徒は文科の学生にもいる。よく教師になったりする」
という耳の痛いお言葉もあったりします。
小学校時代から気になっているお店でした。考えてみればインターネットでお店のその後を調べる事なんてたやすいことです。早速現実逃避することにしました。
現実逃避、現実逃避。
『京都 南一』で調べると、きっと南一条がヒットして、時間がかかるかなと思ったのですが、あっさり見つかりました。
『猫が眼を覚ました by 常富喜雄』様。の2005年3月17日の記事(http://blog.so-net.ne.jp/umbrella/2005-03-17)。
2004年に閉店なさっておいででした。お弟子さん、お嬢さんが相次いで亡くなったのだそうです。
まいりました。京都の片隅できっと30年、今はきっと知る人ぞ知る小さな名店になっているんじゃないかと思っていたんですが。こんな事になっているなんて。でも常富氏のブログでは本当によいお店になっていたようで、きっと小島氏が生きていたら、「合格」と言ってくださったんじゃないでしょうか。
でも、私も歳を取ったとひしひし感じますね。こういうことがあると。
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