さて、昨日は一息ついた北海道オホーツク側の大荒れの天気は、今朝は網走に大雪を降らせたと聞きます。大丈夫ですかね。友人A、B。というわけで、今朝届いたメールより、彼らの足跡を追ってみたいと思います。
藻琴湖の牡蛎。別名至宝牡蠣。これを食すためなら往復750キロも辞さない人間がいることが僕には謎なのだが。まあ、しまりすとAがそういう人間なのはとにもかくにも、車の助手席に座っていれば到着するとすれば(そして、いくらかのガソリン代を負担すれば)僕にNOという選択肢はなかった。
残念ながら、しまりすは仕事関係で参加不能。かくて、僕とAの美味の旅は始まったのだ。
といっても、そんなに問題はなかった。なんだかんだでうだうだしていたら、出発が11:45になってしまったのを除けば、そんなに問題はない。
ただし、冬道だ。北海道の人間は、決して冬道を甘く見ない。下手を打つと、ブレーキは全く運動エネルギーを減衰することなく、乾いたアスファルトのように見える路面の上をタイヤが滑ってガードレールや中央分離帯に激突する。これが本州の観光客に恐れられるブラックアイスバーンだ。
かくて、30分の睡眠時間(そのうち1回は網走に入ってから、『最後の階段を踏み外さないように』というAが路肩パーキングで取った安全策だ)を経て、18:40に電気の消えた網走の道の駅に到着した。営業終了は18:30。
僅かな遅れだった。あそこで休憩を取らなければ。嗚呼。
これで、明日は10:00以前の出発が不可能になった。我々の網走詣での目的の一つ、鯨缶の購入は不可避なのだ。
で、定宿『ビジネスホテル・ファミリー』さんに宿を取り、『喜八』さんへ。まずは350キロ走った渇いた喉にエビスを流し込む。
僕よりもAの方が美味しいだろうと思う。運転をした人間の特権だろうとも思う。何でしまりすもAも僕に運転させてくれなのだろう。運転免許は持っているのに。
で、まず牡蛎。牡蛎だ。牡蛎が旨い。次にAは一人前のタチをタチポンとタチ天にしてもらって食する。
僕は鯨串カツ。肉っぽくて好きだ。
そして、鯨尽くし。僕たちの間には『クジラニウム』なる元素の存在が信じられている。札幌の人間が、350キロの波頭を乗り越えて網走に行く理由。それがクジラニウムの補充であることは間違いない。
あれやこれやで、僕も麦酒をしこたま飲んだし、Aもお酒を3つもいただいたし、今宵はここまでと思ったら。大将が「おいしいお酒あるよ」ということで、もう一合、それと黒がしら刺し。絶品。大将続けて「それ、いま氷熟?
させてるから、2月くらいにはもっと、美味しくなるよ」
それはもう、来ない訳にはいかない。Aと僕は顔を見合わせ、
そうしよう
そうしよう
そういうことになった。
でも、同時にきっと僕たちにはフラグが立って、食べられるのはしまりすだけかもしれないなと思ったりもするのだ。今までの経験からすると。
で、もう一軒『アイラ』にも冬ごもりのご挨拶。ギネスとシングルモルト。そして至宝牡蠣のワイン蒸しをいただいて、宿へ。美味しい一日だった。
さて、翌朝だ。今、道の駅が開くのを宿で待っているのだが、網走、大雪。ホテルのお母さんが驚くほどの大雪。
これから、僕たち札幌に帰るのだ。
ここで、メールは途切れています。
そして、彼らには想像を絶する苦難が待ち受けているのです。今現在、北海道全域大雪です。
藻琴湖の牡蛎。別名至宝牡蠣。これを食すためなら往復750キロも辞さない人間がいることが僕には謎なのだが。まあ、しまりすとAがそういう人間なのはとにもかくにも、車の助手席に座っていれば到着するとすれば(そして、いくらかのガソリン代を負担すれば)僕にNOという選択肢はなかった。
残念ながら、しまりすは仕事関係で参加不能。かくて、僕とAの美味の旅は始まったのだ。
といっても、そんなに問題はなかった。なんだかんだでうだうだしていたら、出発が11:45になってしまったのを除けば、そんなに問題はない。
ただし、冬道だ。北海道の人間は、決して冬道を甘く見ない。下手を打つと、ブレーキは全く運動エネルギーを減衰することなく、乾いたアスファルトのように見える路面の上をタイヤが滑ってガードレールや中央分離帯に激突する。これが本州の観光客に恐れられるブラックアイスバーンだ。
かくて、30分の睡眠時間(そのうち1回は網走に入ってから、『最後の階段を踏み外さないように』というAが路肩パーキングで取った安全策だ)を経て、18:40に電気の消えた網走の道の駅に到着した。営業終了は18:30。
僅かな遅れだった。あそこで休憩を取らなければ。嗚呼。
これで、明日は10:00以前の出発が不可能になった。我々の網走詣での目的の一つ、鯨缶の購入は不可避なのだ。
で、定宿『ビジネスホテル・ファミリー』さんに宿を取り、『喜八』さんへ。まずは350キロ走った渇いた喉にエビスを流し込む。
僕よりもAの方が美味しいだろうと思う。運転をした人間の特権だろうとも思う。何でしまりすもAも僕に運転させてくれなのだろう。運転免許は持っているのに。
で、まず牡蛎。牡蛎だ。牡蛎が旨い。次にAは一人前のタチをタチポンとタチ天にしてもらって食する。
僕は鯨串カツ。肉っぽくて好きだ。
そして、鯨尽くし。僕たちの間には『クジラニウム』なる元素の存在が信じられている。札幌の人間が、350キロの波頭を乗り越えて網走に行く理由。それがクジラニウムの補充であることは間違いない。
あれやこれやで、僕も麦酒をしこたま飲んだし、Aもお酒を3つもいただいたし、今宵はここまでと思ったら。大将が「おいしいお酒あるよ」ということで、もう一合、それと黒がしら刺し。絶品。大将続けて「それ、いま氷熟?
させてるから、2月くらいにはもっと、美味しくなるよ」
それはもう、来ない訳にはいかない。Aと僕は顔を見合わせ、
そうしよう
そうしよう
そういうことになった。
でも、同時にきっと僕たちにはフラグが立って、食べられるのはしまりすだけかもしれないなと思ったりもするのだ。今までの経験からすると。
で、もう一軒『アイラ』にも冬ごもりのご挨拶。ギネスとシングルモルト。そして至宝牡蠣のワイン蒸しをいただいて、宿へ。美味しい一日だった。
さて、翌朝だ。今、道の駅が開くのを宿で待っているのだが、網走、大雪。ホテルのお母さんが驚くほどの大雪。
これから、僕たち札幌に帰るのだ。
ここで、メールは途切れています。
そして、彼らには想像を絶する苦難が待ち受けているのです。今現在、北海道全域大雪です。
コメント