ドッキリという悪趣味

 　さて、アニメ『ココロコネクト』の声優さん事件について。
 　ま、このブログの本筋からは外れる可能性がなきにしもあらずなんですが。
 　なんだか、最近、日本の箍が外れてきてないかな。そう思うわけです。
 　良質なテレビ作品が消滅し、お金のかからないバラエティ作品ばかり。そこに出てくるアイドルやお笑い芸人は泡沫的な人たちばかり。売れたと思ったらいなくなる。
 　で、個人的な考えですけど、そういったものばかり見ていると、人間の底が浅くなるんじゃないでしょうか。
 　側聞でしかないのですが、間寛平師匠の大阪での舞台。ただ一言オチの「かいーの」に持って行くまでの凄まじい演出。延々と持っている杖で舞台を叩きまくり、セットを壊し続けること10分以上。もはや客席がネタと思えなくなって静まりかえったその瞬間。「かいーの」。
 　客席爆笑。
 　見ていた方は鳥肌がたったそうです。
 　今の世の中、芸能人は数あれど、芸人は絶滅危惧種なのではなかろうかと。そう思います。