なでしこは卑怯だったか ３

 　なでしこジャパン。全日程終了。
 　祝！ 　銀メダル！
 　仏蘭西戦には勝利したものの、残念ながら決勝のアメリカ戦に敗れて２位。しかし、十分な結果です。
 　本当におめでとう。なでしこジャパン。
 　で、この章もこれが最後となります。
 　王者に挑戦し勝利することよりも、王者として挑戦者に勝ち続けることははるかに難しいと私は思います。
 　前回、ワールドカップに勝利した日本にとって今回のオリンピックは王者たり得るかの試金石でした。そして、見事に敗れた。そういうことです。
 　王者としての誇りを回復せんとする挑戦者米国の数値化できない力に敗れ去ったのです。
 　しかし、この挑戦者として圧力をかけてくる米国と闘うことが出来た。これはなでしこジャパンにとって大きな財産です。きっとこれから女子サッカーの強豪として活躍してくれることを信じます。

 　というわけで、まとめです。
 　なでしこジャパンは卑怯だったか。
 　なでしこジャパンはルールをクレーバーに利用し、決勝リーグに進出しました。その行為を卑怯と詰られるほど今のなでしこジャパンは強くはありません。
 　故に、なでしこジャパンは卑怯ではない。そう、私は思います。
 　いつの日か、横綱相撲を取らねば卑怯とそしられる、それが当たり前となるなでしこジャパンを夢見て、これからも応援していきたいと思います。