今回はきっと長いです。仕事が忙しくて、ホッカイシマエビ食べに行けない、残念なしまりすの怨念が籠もってはいないはずですが。
閑話休題。
恐ろしい代物が出ましたね。恐ろしいというか笑うしかないというか。文化庁の『違法ダウンロード禁止法』の見解。
まず突っ込みどころそのいち。「有償著作物の定義」
『CD として販売されていたり、有料でインターネット配信されているような音楽作品や、DVD として販売されていたり、有料でインターネット配信されているような映画作品が挙げられます。』 「唖然食らっちゃうよ」(おお、『刑事貴族』の本城さん)
ということはDVDが出てないドラマやアニメはセーフ。でも、出た瞬間にアウト!
これって無茶苦茶ですよ。発売日の前日23:59:59まではセーフで当日00:00:00からはアウト。
なんか無茶苦茶に感じるのは法的に素人故でしょうか。
突っ込みどころそのに。「自動公衆送信」の定義。
『著作権法上、「自動公衆送信」とは、公衆送信(公衆によって直接受信されることを目的として送信を行うこと)のうち、公衆からの求めに応じ自動的に行うものをいい、友人が送信したメールはこれに該当しません。』
これも凄い。ということは、友達から違法ファイルを送られてもセーフ。友達登録した人へのファイル(当然、このファイルは、という「有償著作物」になる前のものですからセーフ)送付する商売が短い間でしょうけど成立しちゃいますよ。ええ。素晴らしい。
突っ込みどころ、そのさん。「漫画のスキャン画像は合法」
『違法ダウンロードでいう「ダウンロード」は、デジタル方式の「録音又は録画」であり、音楽や映画が想定されています。画像ファイルのダウンロードやテキストのコピー&ペーストは「録音又は録画」に該当しません。』
事前に言われていたこの法律の黒幕は某音楽著作権協会じゃないのかというのが明らかになった瞬間ですね。漫画のスキャン画像は落とし放題(当然アップロードは違法ですが)は、あまりにもあからさまでしょう。
ま、過去に友人から「こんなに正規のPCソフト持ってる人間見たことない」と言われた著作権法遵守の私にしてみると痛くも痒くもないんですがね。この法律でダメージ受ける人いっぱいいるんだろうなあ。
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