『かいじゅうたちのいるところ』の作者。モーリス・センダック氏が亡くなられたそうです。83歳。現代においてはまだまだお若いのに。謹んでお悔やみを申し上げます。
『かいじゅうたちのいるところ』の神宮輝夫訳が世に出たのは1975年。絵本を読むには遅すぎた頃です。そして、以前の1966年版『いるいる おばけが すんでいる』が私の蔵書だった記憶もありません。(まあ、私の幼児期の蔵書はベストセラーがほとんどない有様でして、『ぐりとぐら』すら読んでいないという)
しかし、岩見沢の大学時代、児童書として、しつけのためになる勧善懲悪的な絵本が良いのか、それとも自由闊達な子供の夢を叶える作品が良いのかを問うレポートに一例として引用させていただいた思い出があります。
怖くてしかし、ユーモラスなかいじゅうは、子供達の心をつかんで離さない名作であったと思います。しかし、訃報が続きますね。
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