さて、何だか最近、食い物の本ばかり紹介している気がするんですが。また、食い物の本です。
『シャーロックホームズ家の料理読本』。
シャーロック・ホームズの住み家、ベーカー街221Bの家主さん。ハドスン夫人のレシピ帳です。ハドスン夫人というと、私はグラナダTVのロザリー・ウィリアムズさんがイメージなんですが。友人Bに言わせると犬のお姉さんだとか。
イギリスの御飯がまずいから、大英帝国が成立した。とは、フランス人の言いぐさだとか。また、イギリスに旅行した友人Cは、「朝食は最高、昼はカフェテリアでバイキング。夜は観光客用のパブで麦酒とつまみでOK」と言ってました。(褒めているのだろうか)
ですが、この本を読む限り、そうでもないんじゃないかな? そう思える本です。
まあ、凄まじく『原典』に忠実な人には、ハドソン婦人が家主でなくて使用人だったり、ベーカー街不正規連隊のリーダーが一緒に暮らしていたりと、目くじら立てたくなるところもありますが、全体的に、とても良く出来た話だと思います。
でも、やっぱりイギリスは朝食だろうな。そう思います。「うまぱん」やオリジナルハギスは無理かもしれません。
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