『物語というものは結局、ボーイミーツガールと…』
このあとが思い出せないしまりすです。確か三つほどあったはずなんですが。
昔は記憶力に自信があって、メモなんていらなかったのに。酒毒がここまで来たんでしょうか。困った話です。
なんだか、前置きが長くなりましたが、友人Aから文庫本を一冊借りてきました。
いや、アニメ鑑賞の途中、暇に飽かして手にとって読み出して、そのまんま借りてきたんですが。
いや、久しぶりに良質なBMG(ボーイミーツガール)ものを読ませていただきました。
東出祐一郎氏の『小夜音はあくまで小悪魔です!?』。氏はかのネット小説にして二次吸血鬼小説の金字塔『吸血大殲』の作者であり(同人誌持ってます)PS2の『あやかしびと-幻妖異聞録-』ライターで、友人A曰く、虚淵玄氏の後を追う伝奇系ライターは、氏と鋼屋ジン氏(PS2の『機神咆吼デモンベイン』のライターさん)の2人であろう」とまで言われる人なんですが。
いや、血なまぐささで定評のある氏(『ケモノガリ』はもう、凄いんです。あ、4巻買ってないや)が、こんなにさわやかな作品書くとは。なんというか。私も年取ったなあ。的な気分になってしまいました。読んでて、主人公に感情移入しないで第三者的視線でほほえましく見てしまった非凡な素質を持ってしまった平凡な男の子と、非凡な役職?についている平凡な女の子の物語。
いや、自腹切って買いに行こうっと。
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