さて、先日の初山別旅行、A先輩におもしろいネット小説を教えてもらいました。
魔王はハンバーガーがお好き
異世界でカフェを開店しました。
さすがはA先輩。非常におもしろい作品です。大学時代に小説を書くことを諦めてしまった人間としてはのびのびと小説を書かれているのは羨ましくもありますね。
ここから、少し思ったことを書きます。
しかし、『異世界で~』は更新中止になってしまったようです。感想や、作者のwitterを見ますと結構な数のSF(もしくはファンタジー)マインド(センス)重視論者の方に突っ込まれたみたいですね。で、更新が止まっってしまった。と。
いやあ、難しい。SFマインド、もしくはSFセンスというものは非常に定義するのが難しい。否定するのはかんたんなんですが。一例をあげると(大学時代の蔵書を結構処分してしまったのでうろ覚えですが)かの高千穂遙氏の言われるところである
「○○はSFマインドに欠ける。従ってSFではない。ただし、SFマインドの有無については我々SF者にしか判断できない」(この初出は高千穂氏がガンダム=巨大ロボットに対して言われた完璧理論)なんですよ。
なんで、私が知っているかというと、私、SFモノでしたから。
プロにおいては、この理屈もわからないわけではないんですが、しかし、それをアマチュアに振りかざしてどうするかと。書きたい物を書けるのがアマチュアのいいところなんですから。
ただ、アマチュア評論家は逆に好き勝手に評論できるという逆説も成立してしまうわけですね。
フジテレビ関連で擁護派の方々が言って問題になった『嫌なら見るな』という言葉はプロは言っちゃいけないけれどアマチュアは言ってかまわないはずですし。それで食っていない以上、嫌な作品をいちいち読むというのもおかしな話です。
個人的には嫌なことはしないという精神論に落ち着いてしまうんですが。
みんな楽しく遊びましょ。
という当たり障りのない結論になってしまうのが弱いでしょうかね。
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