さて、佐川芳枝氏の新作です。
佐川氏のエッセイは否定しない事に味があります。否定するくらいなら書かない。故に読後感がとてもいいのですが。その旨書いたのはもう、1年前なんですね。速いなあ。
今回は、少しばっかりまずい物も出てきます。エシャロットのお寿司とかは考え過ぎちゃったが故かもしれません。ただ、ネット上では絶品と仰る方もいたりして、本当にまずい物なのか解らなくなってきます。
あと、お店とのつきあい方。いくら丼2杯で7万円。これはお店に縁切られちゃったんでしょうか。その後、常連さんの知り合いがどのような行動を取ったのか興味があります。
かの昔、大学生だった私たちに『木曽路』のマスターが過去のお客さんを例に引いて
「お客さんは神様じゃないんだよ。お金を払うまではお客じゃないんだよ。どこにいってもそこを忘れてはいけないよ」
そう指導していただいた事を思い出しました。
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