いわゆる、『謎本』の一冊です。
まあ、この『謎本』も、過去に何冊か買ったり読んだりしましたが、玉石混淆。
原作への愛にあふれているものから、原作の矛盾点をなんとか解決しようとして思考のアクロバットをしているもの。冷静に矛盾を指摘するもの、売れている商品に対して、便乗しているものに、やっかみの思考回路で対応しているものエトセトラエトセトラ。
過去にはエヴァ関係のに結構良作があったような気がします。酷かったのは、某長寿国民的家族アニメの謎本と某有名私立大学の学生が作った(とされる)某機動戦士謎本でした。前者は悪意歳か思えないものが、後者は『アニメック』読んでいた人間には吹飯ものの嘘がありましたっけ。
そんななかで、この本はといいますと、作品への愛には満ちています。6シーズンに渡る作品の矛盾点の指摘も鋭いです。
ただ、だったら、何故そうなのか。矛盾しない考察まで突っ込んで欲しかったな。そう思うのは贅沢でしょうか。
ま、そんなことは視聴者がやれ、そういわれればそこまでなんですが。
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