生きている時間が長いと、昔から知っているものが消えて行ってしまいます。
そして知っている人もいなくなってしまいます。
私も両方の祖父は80才以上生きていますが、確率論的に言うと、今まで生きてきた時間より短い時間しかこっち側にはいられないんじゃないかと思います。
今年はまず、1月17日、気がつきませんでしたが、『サム・ホーソン医師』シリーズなどを書かれたエドワード・D・ホック氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/エドワード・D・ホック)がお亡くなりになり。3月19日には最後の御三家。アーサー・C・クラーク氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/アーサー・C・クラーク)。4月2日には児童文学の重鎮石井桃子氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/石井桃子)。5月12日に日本SF界の最長老、今日泊亜蘭氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/今日泊亜蘭)。5月22日にユーモアSF。ギャグファンタジー作家。ロバート・アスプリン氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・アスプリン)。6月6日に野田昌宏宇宙大元帥(http://ja.wikipedia.org/wiki/野田昌宏)。6月10日に水野晴郎氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/水野晴郎)。とまあ立て続けに私の人生に影響を与えた方々が亡くなってしまいました。そして、また一人。
緒形拳氏が逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。
まだ、私にとって大河ドラマがすごく面白かった頃、『風と雲と虹と』の藤原純友役が、私の記憶する最初の緒形氏でした。後日、再放送で見た(放映自体は『風と~』より古いんですが)私にとって最初の藤枝梅安も氏でした。あれほどの俳優を失ってしまうとは。日本の映画界にとっても大きな損失でしょう。ご冥福をお祈りします。
しかし、緒形氏、親父と同い年なんですが。
大切な場所、『みのすぎ』といい、『一八』といい、なんか変動の一年が続いています。
以下に、ニュース記事を記録しておきます。問題があれば消去します。
緒形拳さん死去 71歳 銀幕・TV・舞台…幅広く活躍(2008年10月7日10時3分)(http://www.asahi.com/obituaries/update/1007/TKY200810070012.html)
映画「楢山節考」「復讐(ふくしゅう)するは我にあり」をはじめ、テレビ、舞台で活躍、ヒーローから極悪人まで幅広い演技をみせた俳優の緒形拳(おがた・けん、本名緒形明伸〈あきのぶ〉)さんが5日、死去した。関係者によると、病死だという。71歳だった。葬儀は親族のみで行う。
東京生まれ。58年に辰巳柳太郎にあこがれて新国劇に入り、60年に舞台「遠い一つの道」の主役に抜擢(ばってき)され、その映画化で銀幕デビューも果たした。65年、NHK大河ドラマ「太閤記」の主役・豊臣秀吉を演じる一方、テレビドラマ「必殺仕掛人」(72年)では暗殺者の梅安を演じ、すごみのある演技で人気を集めた。
映画「鬼畜」(78年)、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた今村昌平監督「楢山節考」(83年)、「火宅の人」(86年)などに主演、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞も3回受賞した。第30回モントリオール世界映画祭グランプリを受賞した奥田瑛二監督「長い散歩」(06年)でも主演した。
また舞台出演にも熱心で、ベケット作「ゴドーを待ちながら」や、「信濃の一茶」、一人芝居「白野―シラノ―」などに出演した。00年、紫綬褒章を受けた。
先月30日には、倉本聰さん脚本のフジテレビ系ドラマ「風のガーデン」の制作発表会見に出席。同日付の本人ブログにも「是非是非ご覧下さい」と書き込んでいたが、その後、体調が急変したという。「風のガーデン」は9日に放送開始。生死、家族愛をみつめる作品で、最後の出演作となった。
長男の幹太(かんた)さん、次男の直人(なおと)さんも俳優。
コメント