人間、隠し球の一つや二つ、もっているもんだ。しまりす
さて、今日は秋頃まで友人と行っていた『HOTDINING』さんが移転したのでお祝いかねて呑みに出ました。
お店の名前は『ル・クレエ』。(札幌市東区北13条東3丁目1-3 大通り方面へ向かう一方通行沿い、ローソン横 TEL 011-742-0880)
フラワーアレンジメントなんて持って、お祝いに行ったんですが・・・。
『HOTDINING』さんは個室方式で料理がおいしくて、飲み放題があったりするサラリーマンのアフター5に最適な感じだったんです。
行ってみて驚きました。
うわあ、お姉さんとカップルしかいない!
おしゃれなダイニングバーになっていました。こっちは一人です。カウンターは一杯。常識ある酒飲みとして、4人掛けテーブルが開いていたって、一人客が座れるわけがありません。お祝いおいてお店をあとにしました。
うーむ、彼女とかと行くのがいいお店なのかもしれません。わたしは、彼女いませんが。
しかし、今日は呑む気満々。こんな時に予定が狂うというのは焦燥感のようなものが生まれてしまう。とは確か山口瞳氏も、東直巳氏もいっていたはず。
『孤独のグルメ』の井之頭五郎氏も言っているじゃないですか。
落ち着け、俺は酒が飲みたいだけなんだ。(あれ?)
というわけで、わたしはわたしのとっておきの店に行くことにしたのでした。
(本当は、明日(土曜日)毎年恒例の黒豆を購入させていただきにいく予定だったんですが)
地下鉄東西線を先頭車両に乗って西28条駅で降りて、一番近い出口から地上に出ると道路一本隔てた場所に緑とオレンジの看板があります。
これぞ、私たちの最終兵器。『味の夜明け 木曽路』さん。(札幌市中央区北5条西28丁目 TEL011-644-5959)
旨い酒を飲ませる店に二つある。
ひとつは、旨いモノを食べるためには旨い酒がいるだろう。という店。
もひとつは、旨い酒を飲むためには、旨いモノがいるだろう。という店。
これは某友人Aの戯言ですが、その前者の最高峰が、このお店『木曽路』さんなのです。
まずは、お店の名前と同じ木曽の地ビール。木曽路ビールでのどを湿らせます。お通しはままかりを薄切りの大根ではさんだもの。
ご飯を借りに行くぐらいおいしいままかりを酢でしめたモノ。お酢の加減が絶妙です。
よくよく考えてみたら、なんと、今年の丑の日に鰻をいただいて以来じゃありませんか。そうか・・・。今年は落ち鮎もいただいていないんだなあ。そうしみじみ。
いや、現在進行形で忙しいんです。
マスターに今日のおいしいモノをお尋ねすると、朴葉味噌焼きがおいしいとのこと。
一も二もなく、お酒2合とともにお願いします。ここのお酒は竹筒に入ってくるのですが、写真、撮り忘れました。
牛肉と山菜。味噌の焦げるにおい。日本人にはたまりません。お酒が進みます。
で、特別酒。これはちょっとやそっとで飲めるもんじゃありません。でも、詳しく説明するのも、差し障りが・・・。
ただ、これだけは間違いありません。美味です。
で、せっかくなのでお刺身も頼んじゃいました。カンパチです。
これが、札幌で入手できる最高の素材を最高の技術で造られたお造り。お醤油につけると鋭利な切り口がお醤油をはじくんですよね。
で、すごいのが、お造りの下にあるわさびの茎の漬け物。
このお店のわさびの代わりですが、これがすごい。これだけで酒がなんぼでも飲めるという。いっつも山盛りにもらっています。客単価低くてすみません。マスター。
で、ビール、お酒2合、特別酒飲んでいるのに、もう一つ頼んでしまいました。
これも特別酒。竹筒に24時間詰めていたお酒です。(これも写真は失敗。竹筒撮れば良かった)
色が深いです。(駄目かな、写らないな。やっぱりカメラいいの買おうかな)
これだけ、楽しませていただいて7,000円ちょい。
もう、大変満足でございました。いやあ、やっぱり我々の仲間内の隠し球というかわたしの奥座敷です。
今回の記事は『木曽路』マスターの許可をいただいて掲載しております。
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