結局、たばこと結婚は、経験しないで、この世からおさらばするのかな。しまりす
ええ、そうなんです。酒は浴びるほど、コーヒーも20年以上行きつけがあるにもかかわらず、たばこだけは、未経験です。吸ったことがありません。
シガーバーで葉巻をくゆらしながら、シングルモルトというのにもあこがれるんですがね。一生、縁がないんでしょうね。
気管支が弱くて、親父のたばこをやめさせたくらいですから、最初から吸えない人間だったと思います。
でも、中学時代、母方の叔父が持ってきたフランス製の噛みたばこ、本当に噛んじゃって、偉い目にあったのが、直接の原因でしょう。
すーっと血の気が引きましたね。いや本当に。(この話はいつか1本のエントリーで使えるな)
で、本題。今日の天声人語。厚生労働省が珈琲が肝臓ガンを防止すると発表したそうです。単一食品としては初めてのことだそうで、実におめでたい話です。
しかも、ブラックで飲むと効果倍増とか。
わたしはブラック党なので、大歓迎です。
本当にいい珈琲というのはブラックでも甘いんです。
ま、それを教えてくれたのは、『CAFE RANBAN』のマスターなんですけど。
しかし、あそこ行くまで、よくもまあ、あんな下手な淹れ方で飲んでたもんだとしみじみしちゃいます。
ええ、高校生なんて莫迦ですから。濃いのが旨いと思ってたわけです。
更に、大藪春彦氏の影響があります。いま、40代以上で、大藪春彦氏の影響うけてない男はいないんじゃないでしょうか。
いい豆で淹れた濃い珈琲に、いいバターと、いいウィスキー落とすとすてきな飲み物になります。
それ、インスタントコーヒーとマーガリンと、安いウィスキーで作った莫迦が、この世に複数存在するとは思いませんでしたが。
まあ、がぶ飲みしますもんね。あの主人公。(そうだ、大藪春彦氏本の話もいつかしなくちゃ)
ともかく、おいしい珈琲は体にいいのです。これからもじゃんじゃん飲もうと思います。
1週間で消えてしまうので、以下にhttp://www.asahi.com/paper/column20071226.htmlを引用させていただきます。
問題があれば消去します。
コーヒーの当て字といえば「珈琲」がふつうだが、ときに「可否」と書くこともある。明治時代に東京に登場した喫茶店のなかに、「可否茶館」という名もあった▼作家の獅子文六は戦後、『可否道』という新聞小説を書いた。勉強のためにコーヒー店をはしごして、胃を悪くしたそうだ。好きでもほどほどが肝要、と回想を記している。古くからコーヒーは、体に良いと重宝され、毒だと嫌われ、その“可否”が論争の的だった▼近年はしかし、だいぶ旗色を良くしている。厚生労働省研究班は、せんだって、肝臓がんにかかりにくくなる効果が「ほぼ確実」と判定した。毎日飲む人の発症率は、飲まない人の約半分になる。単一の飲食物への公的なお墨付きは初めてという▼糖尿病の予防効果もあり、自律神経に作用して血行もよくなるそうだ。コーヒーは、古くは欧州で「煤(すす)のシロップ」「古靴のエキス」などと呼ばれ、嫌われた歴史がある。めげずに愛飲した人々は、相次ぐ「可」の朗報に、わが意を得たりだろう▼片や「否」の烙印(らくいん)が日々巨大になるのは、もう一方の嗜好(しこう)品の雄、たばこである。先日も、同じ研究班が、夫が喫煙者だと妻の肺腺がんリスクが2倍になると公表した。たばこの健康被害にかかる医療費は、今や年に1兆円を超えている▼味わい深い組み合わせを誇ったコーヒーとたばこも、可と否の分かれ目が、縁の切れ目か。禁煙してコーヒーだけを楽しむ人が、まわりに増えた。煙がなくてもコーヒーはうまい。そんな声をもっぱら聞く。
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