After Field Mountain

やる太閤立志伝 ～うつけの章～完結

 　童帝の『やる太閤立志伝 　～うつけの章～』完結です。
 　いや、さすが童帝。私はここまで酷い本能寺を見たことがありません。（褒め言葉）だって光秀（『魔装機神サイバスター』のシュウ・シラカワ）が謀反の理由を語ろうとすると、雷は落ちる、兵隊は暴れる。で、ナレーションが「明智光秀が本能寺の変を引き起こした理由は 　現在の所全く分かっていない 　様々な推測、説は有っても 　決め手に欠ける部分が多くハッキリしていない 　なので、今回はQNKと言う事にしておく」
 　ですよ。QNK＝急に来ちゃったんだったら仕方無い！ 　だそうです。
 　で、その後、パピ長（信長）の手であったやる夫が、ツキと人望で、パピ長の後継者となり、優秀な次代の施政者。息子のやる夫に信長の夢を（自らの思想を持たないが故に純粋に）伝えていく。
 　いや、真面目にここはうるっと来ました。というかここまで酷いギャグをやっておきながら、どうしてこの作者はここまできれいにまとめることが出来るのでしょうか。私はそれが知りたいです。ともかく大変楽しませていただいた作品でした。

 　ちなみに、三大立志伝の三つ目。まだ見つかりません。

やる太閤立志伝 ～うつけの章～

 　さて、『やる夫の戦国立志伝 　EVOLVE』を見ていたら、誤爆（異なるスレッドに書き込もうとした文章を、当初のスレッドでないところに書き込んでしまう）を発見しました。
 　「パピ長」
 　え、このスレの信長は６長、もしくはシックス長のはず。
 　興味持って調べてみたら、なんと、童帝さんも太閤立志伝でやる夫スレをやっているではありませんか。しかも、パラメータが無茶苦茶低い主人公ではじめるといううつけプレイ。
 　深い哀しみの６長に対し、気配りのパピ長（武装錬金のパピヨンが信長をやってます）。
 　農筋チートの戦国立志伝のやる夫に対して、うつけのうつけ立志伝のやる夫。まったく異なる世界が待っていました。
 　なにせ、筆が速いことで有名な童帝です。見つけた時点でかなり書きためられていました。ゆっくり楽しめそうです。
 　ところで、同じく感想で書かれていたもう一つの立志伝ってどこにあるんでしょうか？ 　中々見つかりません。

太閤立志伝新旧読み比べ

 　『太閤立志伝　EVOLE』も、無事更新を重ねて話がおそらくは最初の佳境を迎えようとしています。（発表板のローカルルールが厳しいのでリンクは張りません。ググってください）
 　姉川の決戦です。織田信長の敗北として知られるこの闘い。前作の浅井『誠』と織田『やらない夫』ではあり得なかったこの決戦が、浅井『禊』と、織田『シックス』なら殺る気まんまんで描かれそうです。それどころか、織田『シックス』に明智『ネウロ』なら、前作で読者が「これ、本能寺発生しなくね？」と言われていた明智『アカギ』と異なって、間違いなく本能寺の変が起きるでしょう。
 　前作のやる夫君は理想の武士たらんとして、現実の武士連中を恐慌状態に陥れましたが、こちらのやる夫君は農筋です。重農主義。まだ、一般人理解の範疇にありますし、チョロイン『セシリア』に言われて、戦国大名として舞台に立つ決意も定めました。果たして歴史はどう動くのか。
 　なんか殺し愛上等の織田家において唯一まともな前田『キラ』×小松（ラクス）、殺し愛上等のキャラ設定もあるけど前作のノリでいい人であって欲しい羽柴『やらない夫』×ねね（朝倉涼子）はどう動くのか。楽しみでなりません。
 　でも、本当は、やる太主人公で良いから、背景で前作の登場人物の決着だけでも聞かせて欲しいのですが。

にじファン消失

 　本日をもってにじファンが完全消滅しました。残念です。本当に残念です。
 　先日の文化庁の話にもあったようにニコ動やYou tubeがセーフならば、にじファンもセーフのような気がするんですが。やはり一次著作権を持っているのは強いんですね。
 　でも、前にも書きましたが、サンライズだってガンダムの初期の頃はファンの二次創作を取り込んで宇宙世紀の一年戦争設定を作り込んでいったはずです。
 　大きくなっちゃうとその辺、忘れちゃうんでしょうか。単なる二次創作サイトに鉄槌を下すくらいなら薄い本とかいろいろ問題にする所は多いと思うんです。
 　ま、終わってしまった話です。何とか移転先をブックマークに入れて、追っかけていきたいと思います。
 　しかし、裾野が小さな山は、決して高い山ではあり得ないのですが。その辺、偉い方々は理解されてるんでしょうか。

やる夫は魔女の騎士になるようです終了

 　さて、２日にわたる自分の参加できなかった楽しげな旅行の記事で悲しい思いをしましたが、更に悲しい思いをすることになるとは！
 　やる夫スレの一つ。『やる夫は魔女の騎士になるそうです』が更新を停止されました。エターです。もう、この紳士で騎士なやる夫と重い運命を背負ったエルフの少女（人間感覚では既に老婆。ロリＢＢＡと称します）梨花ちゃまのコンビが、同じように騎士と王位継承者である姫達とのコンビと、あるときは争い、あるときは協力しながら１年後の継承会議を目指す話が読めないなんて。
 　作者が仰る、最初の山場（今までの手に汗握る展開は山場でも何でもなかったのか）できない夫コンビとの闘いまで書きたかった。という言葉はそのまま、我々読者の読みたかった物語なのです。
 　でも、エターの理由が作者御成婚とあっては、ファンは感謝と喜びをもって『乙』と述べなくてはならないでしょう。
 　結婚の忙しさ、大変さは、しない人間には想像する余地すらありませんが、どうか、末永くお幸せに。
 　２桁のひ孫とその両親、祖父母、曾祖母さんに囲まれてギネス最年長記録を更新する呪いをここかけておきます。
 　本当に長い間、楽しませていただいてありがとうございました。

やる夫の太閤立志伝 EVOLE

 　朝、６時に起きてPCを起動し一日の出来事をチェックします。で、７時半にシャワー浴びて出勤。これが私の最近の日課なんですが、今朝は少々やばかったです。
 　なんと◆PxpsTgDRu氏が復活されていました。『やる夫は次男のようです』 。（発表場所のローカルルールが非常に厳しいのでリンクしません。自分でググってください。お願いします）
 　家族に裏切られたやる夫が、それでも良き人々に認められ、士分として、豪農として50年の人生を全うするという、非常にオーソドックスな物語だったんですが、その後の文字。
 　『やる夫の太閤立志伝 　EVOLE』。
 　来ましたよ！ 　来ました。
 　伝説の名作。訳あってエター（未完で更新終了）した名作の新作が。
 　私をして光栄の『太閤立志伝Ⅴ』を購入させ、AmazonにおいてなぜかPCゲームランキングにおいて数年前のゲームである上記作品を瞬間的に１位にした名作のリライト版がここに爆誕しました。
 　二次小説がのきなみ消滅していく中、こんな新作が拝めるなんて、有り難い話です。

やる夫たちが薔薇の武具を集めるようです

 　さて、先日は腹痛のあまり眠ることも出来なくて、仕方なくネットを彷徨っていました。そこで見つけたのが『やる夫たちが薔薇の武具を集めるようです』
 　大本は『アリアンロッド・サガ』というテーブルトーク・ロールプレインゲーム（ＴＴＲＰＧ）のリプレイなんですが、これが実によく出来ています。改変すべき所は改変して矛盾点を潰しながら、大筋はそのままに。ラストの感動にもっていくという。
 　しかし、手慣れたプレイヤーの手慣れたロールプレイングの隙を突いて悲劇を仕込むとは、まったくマスターのスキルが高くなければ出来ません。
 　私も、魔法のカトラリー（スプーンにもフォークにも、ナイフにも、箸にもなる）やスコップ（キャラクターが死ぬと、自動的に墓穴を掘って墓標になってくれる）を駆使して吸血鬼（高価な魔法の武器がないと倒せない。そのシナリオでは黒幕を匂わすために用意されたキャラで倒す必要がない）をぶちのめしたり、石化した仲間を盾にして闘ったりと極悪非道なプレイヤーをさせてもらったもんです。懐かしい。（この辺の話はまた、いつか）
 　そして、感動のエンディング。
 　本当に苦しい時間を楽しく過ごさせてもらいました。

にじファン消失

 　さて、腹痛問題で、のたくたしている間に大きな問題が発生していました。なんと、『にじファン』さんが４日に閉鎖を決定してしまったではありませんか。（詳細はこちら）
 　３月に大幅な規制が入ってきましたので、危ないなあと思っていたんですが。ダウンロード禁止法が原因なのは考えるまでもないでしょう。
 　パソコンが調子悪くて記事に出来なかった６月15日に可決されたダウンロード禁止法は 違法と知ってダウンロードした人間２年以下の懲役、200万円以下の罰金となる法律です。
 　この結果、いままでアップロードするヤツが悪いと逃げられたニコ動やようつべ、そしてにじファンなどが訴えられる可能性が出てきたわけです。特ににじファンは『小説家になろう』の下部組織として著作権に敏感に反応せざるを得ないわけですから、閉鎖もやむなしというところでしょうか。
 　さて、この事例を見て、他の著作権法に抵触しそうなニコ動やPixivはどう動くのでしょうか。
 　税金は上がる、景気は下がる。政事は不安定で、娯楽が減るとなると、おとなしい日本人もどえらいことになるんじゃないかと心配です。

提督たちの憂鬱

 　さて、友人Ｃから続報。

 　「今回は鯨が食いたい」

 　こうなったら、行くべきは網走『喜八』さん。出発時間次第では、音威子府の畠山製粉さんの真っ黒い蕎麦も購入できるかもしれません。帰りがけには、富良野の『唯我独尊』さんでパンも買えます。おし、後はうちの片付けだけだ！
 　なんですが、緊急で一件。
 　祝！　『提督たちの憂鬱』（http://www16.ocn.ne.jp/~chaos01/個人サイトなので直リンしません）完結。
 　非常に面白い仮想戦記でした。
 　物語自体は典型的な未来記憶保持転生米国弱体型ですね『紺碧の艦隊』の日本の超技術をおとなしくして、その代わり、米国に大津波が押し寄せると考えると非常に近い物があります。
 　転成者の組織の名を夢幻会。ま、それだけなら良くあるんですが、この夢幻会の転成者。一部除いてみなオタク。辻に転生した人物はお嬢様学校を作るだけのために日本国家の経済力を向上させ、覇権国家を築こうとするアブない人です。そんな中、仮想戦記ではあまりぱっとしない島田源太郎に転生した主人公はいやいやながら独裁権力をふるわされ、日本の舵をとっていくという、非常に面白い作品でした。
 　作者の方には、本当に楽しい時間を過ごさせていただいたと、お礼申し上げます。

せっかくバーサーカーに憑依したんだから雁夜おじさん助けちゃおうぜ！

 　アンリ・マユの救済のため、第４次聖杯戦争に現れた英霊エミヤ。彼ですら救えなかった、もう、設定的に崖の先端、ドン詰まりから既に５メートル先にいるキャラクター。間桐雁夜。通称雁夜おじさんを、偶然原作知識のある資格取得マニアがバーサーカーに転生、これを期に助けてしまおう。というのがこの『せっかくバーサーカーに憑依したんだから雁夜おじさん助けちゃおうぜ！』です。以下、少々ネタバレ有り。
 　ギャグです。ギャグですけど。ほろりとくるところもあったりして。
 　しかし、王の神器パクって、その効果でおじさんの体質改善を図ろうなんて、誰が考えます？　普通考えませんよね。目から鱗です。
 　しかも、彼の存在のお陰で原作の名シーンがみんな少しづつ迷シーンになってしまって。
 　ボッチの我様、は大笑いでした。
 　途中でエピローグが発表され、読者がパニックになったりもしましたが、連載が続いているようで何よりです。