After Field Mountain

昼のセント酒

 　『真っ昼間の銭湯上がりの生ビール。これに勝てるヤツがいたら連れてこい！』
 　白旗です。
 　しかし、いいですね。自由業。保障は全くないけれど、しかし、自由だ。
 　勤め人はこういう行為は一寸引きます。感情が許しても、理性がブレーキになります。
 　で、珍しく北海道からも一件。
 　しかし、内地（北海道以外の本州、四国、九州を呼ぶ、北海道人の方言）の人は21度で寒いんですか？　まあ、北海道の人間はツィードの背広だけで、冬の京都を行動可能ですが。
 　で、山鼻温泉屯田湯ですか。いいなあ。たしか、ススキノの近くです。いいなあ。行ってみようかなあ。で、夕方から大通りのビアホールで麦酒飲むんだ。高いけど、あの雰囲気は捨てがたい。まったくもって捨てがたいです。はい。
 　などと白昼夢に浸って鋭気を養うのでした。

ユニクロへ

 　ちょっと週末に必要なので、ユニクロにスェット上下を買いに、イトーヨーカ堂やユニクロ、丸善などが入っている大規模ショッピングモールへ行ってきました。
 　ユニクロで濃い色のスェット上下を購入。自宅では希楽者の作務衣を愛用しているのですが、ＴＰＯでスェットというのも必要だったりします。一応、上は七分袖のトレーナーもありかと思って購入しました。ユニクロのXLが着られるうちは、希望を捨ててはいけないのです。
 　で、ふらふらと丸善へ。昔、三越の隣にあった丸善は本当に化け物のような書店員さんが一杯いました。本についての知識があふれるごとく。どこにどんな本があるかは自分の掌を指し示すがごとくといった感じだったのです。しかし、ここに移転してからは、そういった店員さんの姿が見えず、若いお姉さんに「コンピュータの端末をご利用ください」と言われてしまって。以来、あんまり来なかったんです。でも、最近忙しくて『本屋ニウム』が不足していたので本当にふらふらと入ってしまいました。で、『孤独のグルメ』の原作者、久住昌之氏のエッセイ集、『昼のセント酒』と、『ひとり家飲み　通い飲み』をふらふらと購入。
 　その足でイトーヨーカ堂へ。ここのイトーヨーカ堂では「小樽ビール・小樽倉庫No.1」の小瓶を扱っているんです。ピルスナー、ドンケル、ヴァイス。でサッポロクラッシックなどを購入し、ローストビーフの切り落としを購入。しかし、いつも思うんですが、これ、切り落としがこんなにあるなら、ローストビーフ本体はどのぐらい売れているんでしょう。
 　ま、ともかく、結構幸せに自宅へ帰るのでした。どっと笑い。

クレイグ・トーマス氏が亡くなっていた

 　日曜出勤、無事終了。ディスプレイの交換も無事終了。果たして何人の方が気付くでしょうか。
 　で、帰宅してのんびり懐かしの『ファイア・フォックス』のDVD（日本語吹き替えなし）を見ていました。
 　クレイグ・トーマス氏原作の、クリント・イーストウッド氏主演作品です。
 　そういえば、最近トーマス氏の最新作見てないな。最後に買ったのは確か『闇にとけこめ』。amazonで購入したのは2007年でしたか。
 　amazonに検索掛けてもそれ以上の新作は見つかりません。
 　翻訳されてないのかなとおもってググってみたら、まさか、2011年４月に亡くなっていたとは。
 　昨年クリスマスの記事にも知らなくて書いていないんです。まだ、何作かは書いて頂けると信じていたんですが。享年68。若すぎます。なんてこったい。
 　ギャビン・ライアル氏はとうに亡く、今またクレイグ・トーマス氏の訃報に接する。
 　なんだかなあ。
 　こうして、また幽冥境を異なるあっちで新作を期待する作家さんが出来てしまったんですね。合掌。

めしばな（めしばな刑事タチバナ ４）

 　本屋は嫌いです。金がなくなります。
 　昨日の『小夜音はあくまで小悪魔です！？』を買いに行ったら、大変なものを見つけてしまいました。どうしましょう。『めしばな刑事タチバナ』の４巻。
 　グルメ漫画は、作る方が、『ミスター味っ子２』がようやく終わったようですが（雑誌で偶然読みましたが、あのラストはいかがかと思います。父さん死んでないんですか。あとお嫁さんの名前がみつ子じゃないのは著作権の関係なのかもしれないが痛いですね）評論・うんちく系は元気ですね。（ただし『美味しんぼ』てめえはどこへ行く気なんだ？）その中でも『食の軍師』と両極をなすのが『めしばな刑事タチバナ』じゃないかな。と。
 　今回の白眉は、やっぱり後半のほとんどを占めるアイス（ラクトアイス）について。北の果ての植民地の人間にとっては雪印の青いラクトアイスこそ至高なんですが、最近、あんまり見ないんですよね。あれ。

良質のBMG（小夜音はとっても小悪魔です）

 　『物語というものは結局、ボーイミーツガールと…』
 　このあとが思い出せないしまりすです。確か三つほどあったはずなんですが。
 　昔は記憶力に自信があって、メモなんていらなかったのに。酒毒がここまで来たんでしょうか。困った話です。
 　なんだか、前置きが長くなりましたが、友人Ａから文庫本を一冊借りてきました。
 　いや、アニメ鑑賞の途中、暇に飽かして手にとって読み出して、そのまんま借りてきたんですが。
 　いや、久しぶりに良質なＢＭＧ（ボーイミーツガール）ものを読ませていただきました。
 　東出祐一郎氏の『小夜音はあくまで小悪魔です！？』。氏はかのネット小説にして二次吸血鬼小説の金字塔『吸血大殲』の作者であり（同人誌持ってます）PS2の『あやかしびと－幻妖異聞録－』ライターで、友人Ａ曰く、虚淵玄氏の後を追う伝奇系ライターは、氏と鋼屋ジン氏（PS2の『機神咆吼デモンベイン』のライターさん）の２人であろう」とまで言われる人なんですが。
 　いや、血なまぐささで定評のある氏（『ケモノガリ』はもう、凄いんです。あ、４巻買ってないや）が、こんなにさわやかな作品書くとは。なんというか。私も年取ったなあ。的な気分になってしまいました。読んでて、主人公に感情移入しないで第三者的視線でほほえましく見てしまった非凡な素質を持ってしまった平凡な男の子と、非凡な役職？についている平凡な女の子の物語。
 　いや、自腹切って買いに行こうっと。

作者が書きたいもの、読者が読みたいもの

 　「星界の紋章」の作者でもある森岡浩之氏の新作。『夢のまた夢　決戦！大坂の陣』が出ていたので購入して読了。
 　いや、本屋で初見時、作者名に気がつかず、スルーしてしまったんです。
 　ＹＡ系のイラストにこの題名でしょう。気がつきませんでした。内容はといえば平行世界の大坂の陣。パパ秀吉が秀頼に少しきつい遺言を残し、淀殿が少し賢かった世界。
 　うーむ。実に、実にamazonのレビューが理解できます。このレビューをなさったバグ氏、過去のレビューを見ると横山信義氏の最近の作品に対するレビューには深く頷ける所が多々あったり、映画の趣味が同じだったり（私は残念ながらこんなに買えませんが）しますが、題名買いなさったんでしょうねえ。この本。
 　『秀頼が大阪城に籠城することになってからの事務的手続きばかりが延々と描かれていて』とありますが、それが作者やりたかったんでしょう。『夢の樹が接げたなら』で名詞しかない言語を、『ズーク』で普通名詞が１コしかない言語を、『星界』シリーズでゼロからアーヴ語を作り上げた作者ですよ。一番書きたかったのはその事務手続きだったと愚考します。たぶん、喜々として書かれていたんじゃあないでしょうか。
 　ま、そのあたりが大好きな私としては大変面白い話だったのですが、しかし、題名通りに仮想戦記だと思って買ったら、そりゃあ腹も立つでしょうねえ。これ、題名売らんかなの出版社が悪かったんじゃないかと思うんですが。
 　しかし、このシステムマチックな戦記物。続きは出るんでしょうか？（望み薄ですね）

復活、富士見版タイラー

 　吉岡平氏といえば、初期のラノベ界において大変なビックネームだった、「宇宙一の無責任男」の作者であらせられます。
 　まあ、その後アニメ化され、その設定に基づいて、キャラ設定を大幅に変えた（友人Ａにとっては改悪以外の無いものでもないらしいですが）改訂版も書かれています。
 　その頃、私は完全に氏の作品からは離れていました。故に一部登場人物が腐女子御用達になったりしたとか、新作で完全な誤謬と誤解と誤認による十式戦車の評価があったとかは、新刊買っていた友人Ａとの長距離ドライブでのムダ話として聞いていたわけですが。
 　さて、先日新刊が出ました。朝日ソノラマから、懐かしの富士見版のオリジナルを一部改訂した無責任艦長タイラー【スーパー・デラックス版】１。新作もありです。
 　しかし、吉岡氏、数年前に奥様を亡くされていたとは。謹んでお悔やみ申し上げます。
 　しかし、友人Ａじゃないですが、アザリン様はやっぱり都築和彦氏に限りますね。表紙のアザリン様はちょっと成長しすぎでしょうか？　ねえ、友人Ａ。

なんだかなァ人生

 　昨日は適当に、題名を決めたんですが、そういえば買って読んでいながら、レビューしていなかった本があったな。と
 　柳沢きみお氏『なんだかなァ人生』
 　氏の代表作の一つである『大市民』の文章版とでもいえるエッセイ集です。
 　私、氏の漫画はほとんど読んだことがないんですが、何故か、エッセイ漫画である『大市民』は全部持っていたりします。

 　で、週刊新潮に一昨年の春頃から連載が開始されたこのエッセイ。結構楽しく読ませて戴いているんです。
 　さすがに作者が山形鐘一郎（『大市民』中の氏の分身）のようなスーパーマンでなくなってしまったのが『剣客商売』の秋山小兵衛が『二十番斬』で、確実に老化したように哀しいです。（この件は『大市民日記』の頃から山形さんが愚痴っぽくなっていたんですよね）
 　が、人生をいかによりよく生きるか。このことに関しては非常によいテキストだと思うんです。漫画嫌いな方でもこのエッセイ集ならば楽しく読めると思いますよ。

なんだかなあ

 　さて、先日の初山別旅行、Ａ先輩におもしろいネット小説を教えてもらいました。

 　魔王はハンバーガーがお好き
 　異世界でカフェを開店しました。

 　さすがはＡ先輩。非常におもしろい作品です。大学時代に小説を書くことを諦めてしまった人間としてはのびのびと小説を書かれているのは羨ましくもありますね。

 　ここから、少し思ったことを書きます。

熱暴走だ！

 　熱暴走だっ！　しまりす。
 　でも、わかる人いますか？　「ロードローラーだっ！」のつもりだったんですが。（ネタの解説とても寒い）
 　西尾維新氏のジョジョ本評判凄いですねぇ。
 　個人的に凄く期待していたんですが、西尾さんってジョジョ。凄まじいほどに好きだったんでしょう。その結果、自分の文体で、あの文体で、ファンジンやってしまったと。
 　原作から一切逸脱しないでも西尾文体の作品。ジョジョファンにとってはその文体が回りくどすぎ、西尾ファンにとってはありきたりすぎ、結局両方からＮＧ。でも西尾さんうれしかったと思うなあ。なんか、納得できてしまいます。

 　さて、本題。うちのＰＣ『葵』（前面に冷却ファンが三つついているから）。今日、家帰ってきてブルーレイ見ていたら熱暴走しました。
 　あっという間のブルースクリーン。しかもエラーメッセージがCPUの熱暴走。
 　あははははは。HDなんて冷え冷えのこのマシンで、何がCPUを99℃以上まで加熱したのか。
 　掃除やらなにやらしてみたり、Core Tempなるソフトを導入してみたりしても駄目です。すぐに熱暴走します。
 　何が悪いのか。ファンは回っていますが、問題は、ファンとCPUの接触が悪いのではないか？
 　南無三、ファンを強引にCPUに押しつけてみました。（よい子はまねをしないでください）急速にCPU温度が下がりました。
 　めでたしめでたしです。
 　しかしCore Temp、ＣＰＵ温度をはかるものですが、結構優れものです。お勧め。