さて、この作品もいよいよ2巻目。
今川氏が駄目駄目になってしまって、勢力の空白地帯と化した駿河・遠江(とおとうみ。とおとみでは変換できない)。
この空白地帯を巡って武田信玄と、徳川家康が火花を散らす。
でも、この家康。どうも吉川三国志のような『義』とかを重視しすぎな気がします。
逆に圧倒的な武力と、気持ちいいくらいの狡猾さでがしがし攻めていく信玄の方がキャラとして立っているような。
ぼろ負けした三方原。信長の助けを借りてようやく勝った長篠の闘い(織田家にしてみれば大勝ですけどね)へと舞台は移り。そしていよいよ、大河ドラマではたまに一月ぐらい遅れてしまう本能寺の変へ。
その中で、大久保一族が立てていく武勲。
いや、今回もまた、大変面白く読めました。 でも、第三巻の前半はきっと大久保一族受難の罅なんでしょうね。きっと。
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