バカップルなんて嫌いだぁ。しまりす
さて、大人買いした『狼と香辛料』はじめてリアルタイムで読む最新刊です。
今回は雑誌掲載の中編と短編。もう一つが書き下ろし。
中編は本編中でちらっと出た、ホロが少女と少年と3人で旅をした頃の話。この少年が世間慣れしているようで全然なれていないあたりが可愛いというか、少女が完全に箱入りなのが愛らしいというか。ホロがしっかりお母さんしているあたりが、新鮮というか。そういう話。
ただ、この話、もしかしたらラストは悲劇なのかとおもったり。意外とホロが異様に同じ事の続く日々が色あせることに怯えるのは、ここでそういう経験をしたのではないかと邪推するわけです。悲観しなければ、女の子がつよくなって、男の子は本編主人公のロレンスみたくしっかり尻に敷かれかねないという話になるんですが。うーん、なんで、あそこまで病的に怯えますかね。普通に続く日常というモノに。君は毎日食べるパンにも飽きるというのか? なんて思うわけです。おじさんは。(40代でも若造だろうけど)
雑誌掲載短編は、1巻と2巻の間の話と言うことになるでしょうか。まだ、金騒動に巻き込まれる前の話。北へ向かう旅支度。いつもの丁々発止とやり合う商談の話はこの話だけですね。少々残念。
ま、いいんですよ。このバカップルは。
この巻はですね、最後の書き下ろしがあればいい。ホロ視点の作品。2巻終了後、ホロと羊飼いの少女との、ホロの独り相撲。
こ の バ カ ッ プ ル が !
いい加減にしてくださいね。もう、おじさんニヤニヤが止まりません。というか、ロレンス。私が25の時よりはるかに鈍い。ホロつかまえないと、たぶん一生独身じゃないかと思うんですがね。これじゃあ。しかし、まじめに年上のお姉さんだから悩むこともあるんだろうなあ。うん。 と、勝手に納得。もういっぺん読み返してきますね。
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