After Field Mountain

本当にさようなら。『みのすぎ』のお店

　今日、２４日金曜日が、みのすぎ最後の日になります。すべての引っ越し業務を終え、この店舗は完全に新しい経営者のものになってしまいます。

　先だってお伺いしたときに、

　「５時くらいまでいるよ」

　という事だったので、仕事の途中、もう一度お会いしようと思って寄ってみました。

　でも、最終日も５時までいらっしゃると思ったのはこっちのポカです。完全に清掃が終わって、シャッターが降りてました。

　何となく、がらんとしたお店の前でしばし呆然となりました。

　なんか、居場所を失った気がします。

　たとえば、無茶苦茶高い（『みのすぎ』の2/3くらいしか量がないのに価格は倍）の地酒酒場に連れて行かれたときも。

　なぜか『みのすぎ』にしかない春香彩の中汲みの瓶だけある（ラベルに『みのすぎ』の名前が入っていた）飲み屋で温度管理の出来てない日本酒を飲んでしまったときも。

　なにがあっても、『みのすぎ』があるさ。

　これが私たちのなかの最後の砦だった気がします。

　マスター。長い間ありがとうございました。

　本当に、春になったら撮影しに行きましょう。

アラビアータを食す

　さて、人間、いつまでもおちこんではいられません。腹も減れば眠くもなります。

　というわけで、瓶詰めのアラビアータソースなるものを買ってきました。

　パスタを茹でて、邪道ですが輪切りのソーセージを炒めたフライパンで麺もちょっと炒めて、このソースを絡めてできあがり。

　お手軽簡単邪道アラビアータです。

　ちょっと作ってみました。どうでしょうか？

　美味です。

　トマトソースと、唐辛子が何とも言えません。私の場合は、それに更にデスソースぶっかけるのでとんでもない代物になるんですが。

　ともかく、珈琲とアラビアータで楽しい夕食を過ごしました。

　ただ、開封してから気がついた事があります。

　開封後は３～４日でお召し上がりください。

　４人前あるんです。これ、どうしましょう。

写真のお届け

　今日は、15日の『みのすぎ』最後の日に撮影した写真を額に入れてお届けにあがりました。私のようなヘボでも、某友人ＡのニコンＤ80の力と額のお陰でまあまあ見られるものになっています。

　店内では、マスターと奥様、お姉さんがかたづけをなさっておいででした。

　かたづけられてしまった室内はなんだかがらんとしてしまっています。

　先日までの温かい空間が何となくもの悲しい雰囲気でした。

　ずらりと並んだ田酒の箱も、美味しい物がたくさん並んでいたメニューの紙も、ありません。メニューのはがされた後には、古い板張りのメニューが覗いていました。

　マスターは、私の持っていった写真を大変喜んでくださいました。

　「ニコンのD300で、もらった花束も撮らせてもらったよ」

　ありがたい事です。

　記念にということで「玉の光」の白木の枡など、素晴らしい品を頂戴して帰ってきました。

　マスター、来年の春、天候が良くなったら、友人Ｃ兄妹とで、どこかに撮影旅行に行きましょう。

　それまで、お元気で。本当にありがとうございました。

本当にありがとうございました。マスター

　恐れていた日がとうとうやってきてしまいました。

　『みのすぎ』さんが閉店する日がやってきたんです。思えばここ２年半程、非常に多忙でなかなか通えませんでした。

　この仕事の山を越えたら、俺、『みのすぎ』に入り浸るんだ。

　そんな死亡フラグを立てていたのに。入り浸る前に、いよいよお別れです。

　この大事な日に、仕事が立て込んで８時まで職場を出る事がかないませんでした。

　で、あわてて花屋に走ったのですが、閉まっています。何軒か廻って、ようやく閉店間際の北25条東８丁目『美園花園』さんに飛び込んで『みのすぎ』の奧様用の花束を作ってもらいました。

　で、10時ちょい前にお店に到着。

　ええと、某友人と、その妹君。いったいなんですか？　確か６時くらいにご来店では？　そうですか、やっぱ忙しいんですか。

　というわけで、最後の酒宴を心ゆくまで楽しんだのでした。

　最後は、撮影会になったりして。

　マスター、本当にありがとうございました。

みのすぎで豪遊

　某友人と、その妹さんと『みのすぎ』さんで豪遊しました。いや、悪友連中とのいつもの飲み会。塩辛、奴、つくねといった詫び寂び飲み会とは格が違う豪遊飲み会です。

　閉店なさったら食す事ができないので、みのすぎちゃんこなど今まで一回も食さなかった物などを頼んでしまいました。更につくねを２本ずつとか、夢のような頼み方をして、お酒も最初から田酒、二杯目が田酒の最高級品。三杯目が田酒の高級品で、四杯目が田酒の酒造会社の別名称。最後に端麗なのを一合。それでも料金が一人あたま8,000円強。安いです。絶対に安くて美味しい店だったのに。ここ２年半ほど無茶苦茶いそがしくて中々これなかったのが悔やまれます。

　諸行無常とは言うけれど、哀しいです。

　あと10日強。もう２回は行けます。いや行きます。

　閉店の日まで、通いたいと思います。

焼きそば弁当？

　北海道限定の食品と言えば、ジンギスカンにホッケの開き、じゃがいも、トウキビ、さらに豆パン。豚のすき焼きことにく鍋。で、焼きそば弁当。

　信じられない話ですが、焼きそば弁当って北海道限定なんですよね。本州はみんなカップ焼きそば形式なので、四角いのはほとんどないとか。

　で、今日、コンビニのセイコーマート（あ、これも北海道限定だ）で、新しい商品を見つけました。「ピリ辛焼きそばキムチ味」。

　ぢぬしなのに辛い物が好きな私は、喜んで二パック買ってしまいました。

　お味の方は、まずまずです。ビールが欲しくなる辛さです。

　ただ、カップ麺は体に良くないので滅多に食べられないんですが。

　というか、インスタントラーメンもスープを半分だけにした方がいいかもしれません。

　ああ、歳なんだなあ。

唐揚げ弁当を食す

　なんか、すごいことになってますね。こんなに（http://ja.wikipedia.org/wiki/はらたいら）凄い事になるのか・・・。

　でも、私、まだ女房子供もいないんですが。更年期になっちゃうんでしょうか。

　というわけで、少しご馳走を食べようと思います。

　ご馳走ってなんだろう。

　というわけで、思いつくのが日本亭の唐揚げ弁当というのが私の限界です。

　過去地下鉄18条駅前にあった巨大な唐揚げ弁当。あの店のは大きかったです。友人達と男だけのクリスマスをやったときに食ったのもこれ。後に見つかった白石の専門学校前の唐揚げ弁当は18条のそれを彷彿とさせる物でした。最近はそこまで遠くないところにそこそこ大きい唐揚げ弁当を出す日本亭を見つけて季節ごとくらいに利用しています。

　写真はデカカラ。唐揚げ５つ、ご飯大盛りで650円。

　まだまだ枯れるわけにはいかないので、これ食べてがんばります。

ツナサンドを作ってみる 京セラスライサー その２

　まだ、酢の物の酢もごっそり残っているし、とろろ芋も半分残っているんですが、スライサーで次の料理を作ります。

　タマネギいっぱいツナサンド。

　私がツナサンドという物をはじめて食べたのは、『ボストンベイク』さんのカンパニーツナサンドが最初でした。いや、シーチキンとは言い得て妙。そう思った物です。

　以来、一人暮らしの食生活を支える大事な仲間が、このシーチキンだったりするわけですが。

　このツナサンド、タマネギのみじん切りを包丁で作るのに比べて辛みが足りません。おそらくは、なまくら刃の包丁に比べ、新しいスライサーのセラミック刃の方がシャープに切れるからかもしれません。あとサンドイッチ用のパンでなく、フランスパンに挟んだのも正しい情報が出ない原因かもしれません。パンを変えて再チャレンジです。

すのものを作る 京セラスライサー その１

　『みのすぎ』さんとのつきあいは大学２年か３年にまでさかのぼります。

　べしょべしょしたまずい酒以外の何物でもなかった日本酒とよばれる代物が、実はインチキでしかない代物で、本当の日本酒がいかに旨い物なのかを教えてもらったのはこの店です。以来20年。特製つくねや、美味しい馬刺し、酒盗や飯盗で酒を飲む楽しさを教えてくれたのも『みのすぎ』でした。

　最近忙しくて。でも、もうしばらくしたら山を越えるので、越えたらじっくり通おうと思っていた矢先だったのですが。

　そういえば牡蠣酢も美味しかったな。そうとろろの酢の物を造りながら、つらつら考えたんです。

　スライサーでがしがし削って「酢の物の酢」をぶっかけただけです。

　でも、酢が合わないのかあんまり美味しくありませんでした。なんでも「酢の物の酢」より寿司酢がいいらしいのですが、気力がわかないし、もったいないのでこの瓶使い切るまで、この味です。

若いのと その３ みのすぎ消失？

　もう、いい加減確率がどうなっているのかわからないんですが、今週３件目の若いの職場来襲です。勘定すればもう８年近く前に仕事した、現在本州在住の若いのが久しぶりの北海道に帰ってきました。さて、何が食べたい？

　「いやあ、北海道の人間ならジンギスカンかホッケの開きでしょう」

　おし、じゃあホッケ・・・

　「ホッケは昨日食いました」

　みたいな感じでしたので、ジンギスカン。流石に何度もキリンはねということで、狸小路のライオンへ。ところがなんとライオンは貸し切り。仕方がなく再びキリンの直営です。今週２度目です。

　で、なんと二次会は日本酒を奢ってもらえるとのこと。いやあ、生きてて良かった。８年前はこういう日が来るとは思いもしなかったなあ。などと考えながら、日本酒飲むなら『みのすぎ』さんにとどめをさします。

　最近忙しくてご無沙汰してます。

　さて、『みのすぎ』さんに移って出るのは田酒。まだ春香彩にははやいのかしらん。などと思っていたら、マスターが真面目な顔でおっしゃいました。

　「10月15日で店閉める事になったんだ」

　えっと、今日ははじめて若いのに酒奢ってもらった記念日で。楽しい日で・・・。

　「もう80才になったしね。そろそろ夜の仕事も終わろうかと思って、切りのいい15日で閉める事にしたんだ」

　いや。目の前が真っ白になりました。なんだか、この秋は大きく動く秋なのかもしれません。

　いや、ほんと、茫然自失で若いのには悪い事をしました。