After Field Mountain

おいしいもの、まずいもの、どうでもいいもの

　さて、佐川芳枝氏の新作です。

　佐川氏のエッセイは否定しない事に味があります。否定するくらいなら書かない。故に読後感がとてもいいのですが。その旨書いたのはもう、１年前なんですね。速いなあ。

　今回は、少しばっかりまずい物も出てきます。エシャロットのお寿司とかは考え過ぎちゃったが故かもしれません。ただ、ネット上では絶品と仰る方もいたりして、本当にまずい物なのか解らなくなってきます。

　あと、お店とのつきあい方。いくら丼２杯で７万円。これはお店に縁切られちゃったんでしょうか。その後、常連さんの知り合いがどのような行動を取ったのか興味があります。

　かの昔、大学生だった私たちに『木曽路』のマスターが過去のお客さんを例に引いて

　「お客さんは神様じゃないんだよ。お金を払うまではお客じゃないんだよ。どこにいってもそこを忘れてはいけないよ」

　そう指導していただいた事を思い出しました。

木曽路さんへ行く

　さて、１２月も１０日になりますと、少々慌ただしくなってきます。年末の恒例行事を行う必要があるわけです。

　その一つが『木曽路』さんに豆かおせちを予約する。これです。これ。

　で、今年なんですが・・・。

　『みのすぎ』さんから日本酒を頂戴しているので、それを飲むためにも、『木曽路』さんの関西風おせちは必須！　そう考えて久しぶり（というかやっと二回目）の贅沢です。

　で、発注かけたら、今日の美味しい物を頂戴しないわけにはいきません。

　まずは木曽路ビール。なんか、缶のデザインが変わりました。

　で、冬だったら牡蠣酢を食べないわけにはいきません。

　特別酒も飲み頃です。

　で、トロと生タコのお造り。

　今回も大満足でした。いやあ、美味しかったです。

おでんかん

　なんか、最近非常食の話ばかりしているような気になってくるんですが、今回もそんな話です。

　秋葉名物おでん缶。メーカーのこてんぐさんからメールが来ました。

　といっても、メインは新商品の方のようですが、買うんならおでん缶です。

　私は過去に２回しかアキバに行ったことはありません。その２回目で、重い思いしてこのおでん缶を買ってきました。１ダース入りですよ。１ダース。12個。送料がもったいなくて自分で運びました。

　で、東京ローカルのTV局に捕まって北海道から買いに来たオタクとして放映されたようです。

　ま、美味しいからいいんですが。

　あと、その当時はおたく仲間でウケが取れたのでよしとしましょう。

　ともかく、非常食としてはなかなか美味しいので少々買い込みましょうか。

餅をくう

　ツキがないときは何をやっても駄目です。しょうもありません。こういう時は何かツク食べ物が必要です。

　それは何か。

　お餅です

　そう、餅。日本昔話で、貧乏神が福の神と相撲をするときにおじいさん、おばあさんに食べさせてもらったのがこのお餅。

　米食い民族ニッポン人が何よりも大事にしているのがこのお餅です。

　実家にいた頃は、餅つき器で搗いた本当にどっしりした餅を食べていたものですが、最近はパックの切り餅ばかり食っています。あれって、汁に入れると一発でわかるんですよね。でろーんと伸びちゃって。

　ともかく、それはそれで御利益は少しはあるでしょう。これで磯辺巻きでも作ってツキを取り戻そう。

　お餅買ってきました。バター醤油につけて、海苔が・・・。海苔が・・・。まだ一パックあったはずの海苔が、ありませんでした。

　こりゃ、駄目です。

若いのと呑みに行く

　若いのがアフターファイブに顔を出しました。

　前回約束したおでんで飲み会という事に。

　仲間内ではおでんときたら『小春』さんです。

　私ももう、20年以上通わせていただいてますが、この店ではひよっこです。なにせ、創業が1948年ですから60年になります。

　私の父が通っていたという話があるんですから。凄い店です。考えてみたら、今回１年振りくらいですか。

　『小春』さんのおでん。もう絶品です。大学時代、そろそろおでんで一杯やりたくなって、あっちこっち探したんですが、ここが一番安くて美味しかったんです。まあ、最初に訪問したとき吃驚した逸話は、またいつか。

　しこたま食わせて、しこたま飲んで一人４千円ちょいですから。ありがたいことです。

　で、二次会に、『きゃふぇゑるみたあぢゅ』でカクテル飲んで今回はおしまい。ここも久しぶりです。ここ数年、忙しかったんですね。

　しかし、凄く美味しい一夜でした。

わしたぽーく

　スパムの缶詰を打っている房東急ストアで、面白いものを見つけました。

　「わしたポーク」。

　沖縄のランチョンミートですが、あっさりしています。

　実は、そのお店でＳＰＡＭのオリジナル版も購入したんですが、おっかなくて食べられません。

　過去に沖縄土産の減塩タイプで、休日のお昼にスパム丼なるものをこさえて大喜びで食したのですが、そのあと晩ご飯が入らなかったという。恐るべし、ＳＰＡＭ。

　でも、「わしたポーク」は鶏肉も入ってあっさり味です。量もなんだかちょうどいいようですし。

　というわけで丸美屋の釜飯の素（３合用）を４合のご飯にぶち込み、「わしたポーク」の角切りをぶち込んで、めんつゆを少々。水を加減して炊いてみました。

　いやあ、おいしい鳥釜飯のできあがりですが。これ、鳥釜飯といっていいんでしょうか。

『パイネポー』21周年

　今日は日曜日ですが、天候等考えるともう一週間、夏タイヤでいいような気がします。

　冬タイヤをアスファルトで走らせると、制動能力ががた落ちしますしね。タイヤも減るし。

　というわけで、タイヤも替えず、今日は我らが青春の店、『パイネポー』へ友人Ｃと開店21周年＋移転２周年記念日に参加してきました。

　でも、いつもの事ですから８時過ぎまで時間を潰さないとなりません。まずは『CAFFE RANBAN』で珈琲を一杯いただいた後、友人Ｃが美唄串の『札幌三船』がいいというので行ってみたら日曜日でお休み。適当に歩いて、10年近く昔に職場の後輩達と良く行った（そんなにも行ってないかな）手羽先で有名な『Ｋ亭』へ。

　いやあ、凄かったですね。大学生のコンパが２件。間に挟まれちゃいました。

　私たちもあんなにうるさかったんでしょうか。

　這々の体で離脱して、ちょっと早いけど『パイネポー』へ。大盛況でした。

　新江さんにお祝い言って、一杯だけ飲んで。お客さんがひっきりなしだったので早々に席を立ちました。

　いやあ、これだけお客さんが来るなら『パイネポー』も安泰ですね。

　でも、二人ともろくに食っていないので最後にもう一件、狸小路の炭焼きの店によってご飯食べて帰ってきました。

　良い一日だったと思います。

　新江さん、おめでとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。

『ホットドッグの丸かじり』

　定番の『まるかじり』シリーズの最新刊です。

　疲れたときにはこういったエッセイが楽しいですね。

　バターかけごはん。好きですか？　私も良くやりました。子供の頃です。

　最近は血液の数値が怖くて、中々出来ないのですが。

　しかし、たまごかけご飯は茶碗の底まで穴を開けて、バターかけご飯は底まで穴を開けないのは常識かと思っていたんですが、そうでない方がいらっしゃるようなんでびっくり。だからショージ君（といっていいものやら。氏かしらん）が熱弁をふるわれるわけですね。

　あと、球場で食べるホットドッグは美味しいです。

　もっと言うと、球場で飲むビールのうまさといったら。あれはぺかぺかのプラスチックのコップなのになんであんなに美味しいのでしょうか。

　来年は札幌ドームでビールが飲むことが出来るくらいの暇があればいいなあ。

さっぽろ酒場グラフィティー

　さて、『さっぽろ喫茶店グラフィティー』という本があります。70年代から80年代くらいの札幌の喫茶店状況を著した名著。著者の和田由美氏は『ステージガイド札幌』の編集長をなさった方です。私が喫茶店の世界にはまり込んだのは85年くらいからですから、後半５年間が懐かしく感じられたりします。（ほとんど名前しか知らないお店ばかりですが。当然、我らが行き着け。CAFE RANBANも掲載されています。

　で、新著。『さっぽろ酒場グラフィティー』。

　この本は札幌で20年以上営業しているお店が集められています。

　『小春』さん。『木曽路』さん。『バール・コーシカ』さんはよく行くお店です。『ドゥエルミタアヂュ』よりもよく行く『きゃふぇゑるみたあぢゅ』のほうがたしか古いんですが、店長の中田さんがいつもいらっしゃるのが『ドゥ』ですから、掲載されているのは『ドゥ』。ま、これは仕方がないかな。

　あと、『ＢＡＲやまざき』は一度しかいったことがありません。恐れ多くて。

　あと、『みのすぎ』さんも閉店しなければ、きっと掲載されたでしょうに。『みのすぎ』のマスター、寒くなってきていますが。お元気ですか。

半インスタントラーメン

　インスタントラーメンは美味しいです。昔、就職したての時は給料が出ると、インスタントラーメンと瓶ビールを箱買いして、一安心していたものです。

　インスタントのお餅を入れて、お雑煮と称して食べた事もあります。あれは美味しいけれどもわびしいです。

　しかし、美味しいんですが、40過ぎると流石に色々と辛くなります。インスタントラーメン食べた翌日はどうにも顔がむくんでいます。生麺ではそうでもないんですが、何ででしょう。

　というわけでこんな時には柳沢きみお氏の『大市民』に書いてあったやりかたで、対応しましょう。

　ずばり、半ラーメン。すなわち、スープの素を半分しか使わないのです。半分は次回に取っておきます。

　ビックリした事に、それでも充分ラーメンは美味しいではありませんか。

　どんだけ塩分取っていたんでしょうかね。当分、インスタントの時は、スープは半分。こうすれば、あまったスープでおいしい玉子雑炊作れますしね。