After Field Mountain

ままれさんの料理漫画

 　『まおゆう』や『ログ・ホライズン』の作者である橙野ままれ氏の原作漫画。『放課後のトラットリア』。読了。
 　いやはや、神通力墜ちました。昔は絶対にこんな見逃しはなかったはずなんですが。ええ。
 　新刊出てたとは。不覚。
 　内容はまあ、メイド妹無双といいますか。女子高生のお料理部が異世界召還受けたんですが、その異世界がメシマズで。というお話。
 　こっちの世界の飯はうまいぞお！
 　状態ですが、メシマズシェフの組織的抵抗も存在します。さあ、どうする。
 　『異世界でカフェを～』的ですが、国というか、領地の状況がですね。波瀾万丈。飯だけ作ってる暇はねー。状態で、これからもいろいろ巻き込まれるんだろうなあ。と思うことしきりだったりします。
 　なんとかく、ちょろちょろと伏線も見え隠れしますし、面白いことになりそうですね。

理想のヒモ生活

 　ネット小説の書籍化から何冊か。その２。
 　異世界に言って俺Tueeeeeeee！　という設定は散見される訳ですが、これは召喚されたら女王の王配にされてしまった。という。一寸例を見ませんね。
 　更に、男系が強い世界で、活躍してしまうとまずい。という縛り付き。
 　これで、どうしろと言うんだ！
 　なんですがどうにかなってしまうのです。信じられませんが。
 　第一巻は、一回目の召喚から、本召喚までの間に、こっちの世界の文化であるパソコン、クーラー、エトセトラをどうやって行くかの苦心惨憺のあたりが大変面白い。
 　第二巻は、もう、高値安定の「壁はどこだ！」状態が心地よいやら妬ましいやら。
 　「嫁さん、嫁さん」
 　「なんだ婿さん」
 　なんですか、これは！　独り身の男だっているんですよ！
 　というわけで、王子誕生のあたりで２巻終了。主人公自身の血の問題も明らかになってきましたし、３巻が楽しみだったりします。

ゲート

 　ネット小説の書籍化から何冊か。
 　大ヒット作品である『ゲート』の文庫版が出たので読んでみました。
 　これ、不幸な出会いをしまして。
 　確か連載初期の頃、結構きつい政府描写があったヤツを読んで、「あ、田中芳樹氏風かな」と思って放置したという。（というか、ここまでドライになっているんだなあ、私の田中氏評は）
 　現在読めるのはそのあたりを弱めた「弱毒版」のみだそうで、初読のきつさは和らいでおります。
 　それよりも竿尾氏のコミック版の原作ということで、実に興味深く読ませてもらいましたが。
 　これは売れますね。（面白いという前に）売れる作品です。うーん。『君が衛生兵で歩兵が俺で』にくらべるとそのあたりのフックが歴然としている。
 　物語の落としどころが、爽快感を持ったところへ行くようになっている。（『君が～』はどうあがいてもクーデターは成功しちゃいけない訳で。最後は不完全燃焼で終わってしまう訳です）
 　ヒロインもゴスロリＢＢＡ、エルフ、文字通りのロリ、獣耳。
 　わあ、あざといが、あざといしょってやってきましたよ。これ。（褒め言葉）
 　というわけで、あっという間に上下巻、読了です。いや、真面目に次巻が待ち遠しいです。通常版、買おうかしらん。

おいしくジンギスカン＆ヤマト漫画

 　最近のマイブーム。もやしを一袋。エノキを一束、フライパンの上に広げて、豚肉でも、羊肉でも、鹿肉でも良いから200グラムくらい載っけていただきます。
 　味付きジンギスカンの時は、何にもしなくても美味しいご飯がいただけます。
 　でも、最近思うのですが、食べ終わった後、ベル食品の『ジンギスカンのたれ』の上に５㎜くらい真っ白な油が固まるロールマトンの冷凍肉が懐かしいです。
 　あの何とも言えない臭み、大量のもやしと焦げた玉葱とピーマン。
 　祖父母家の車庫から叔父の車を追いだし、七輪の上にジンギスカン鍋をのっけて食べた味が懐かしいです。
 　食後はようやく入手した『宇宙戦艦ヤマト2199』のコミック版を手に取りました。出てること知らないで本屋巡りをして入手した代物ですが、その甲斐はあったと言えるでしょう。アニメのシーンの順番を再構成することで、わかりやすく、またそれぞれのキャラの心情が理解しやすくなっています。
 　この漫画はまだ、『宇宙戦艦ヤマト』です。願わくば、別展開になりますように。無理でしょうが。

天空の翼とか薄い本とか

 　ドラクエ魔法で最強はルーラだ！
 　の『天空の翼』３巻が発売されましたね。
 　いや、今回も危なすぎるネタ満載で大笑い。
 　一応、このブログは、
 　○可能な限り物事の否定はしない。否定するくらいなら触れないようにする。
 　○否定的な評論するのは自腹切ったものだけ。
 　○政治的、外交的な問題には触れない。
 　以上三つをポリシーとしてますんで。この本、凄く面白いのですが、少々３番目に引っかかりかねません。（そこがまた面白いんですが）ともかく面白いとだけ。
 　過去の３年半、閉塞感を感じていた人にとっては大笑いできるでしょう。
 　さて、もう一ネタ。今年の冬コミ。薄い本もあらかた到着しました。
 　サークル名省略で題名のみ。
 　『リリカルナノハ私妄想版:破-IV(中編)-2』  　
 　『いさましいちびのスピード☆スター』  　
 　『ガルパン戦車読本』
 　『もっと混沌のグルメ』
 　『いっしょにゴハン食べたいッ9 　冬のあったかぬくもり水炊き鍋』 
 　何か混沌としてますねえ。

まどか☆マギカのオークションと、母の誕生日

 　さて、最近少し熱が冷めたかのような『まどか☆マギカ』ですが、まだまだ熱い！
 　冬のコミケの、限定同人誌付き『劇場版 　魔法少女まどか☆マギカ 　KEY 　ANIMATION 　NOTE 　extra 　始まりの物語 　永遠の物語』。本体のみですが、一般販売決まったにもかかわらず、ヤフオクで３倍以上の高値がついてました。凄い話です。ま、Amazonポチッたのは事実ですけどね。 
 　さて、今日は母の後期高齢者のお誕生日です。本人はあんまり喜んでいないんですが、ま、ケーキを買ってお祝いしましょう。
 　過去に『フルーツファクトリー』でケーキ買ったときは、お店のお姉さんが良い人で、チョコレートの板に70近い母の名前と『お誕生日おめでとう』の文字を入れてくれましたっけ。
 　笑っちゃいけないけれど笑いました。
 　で、今回は、豊平区は水車町。『ボン・ヴィバン』さんで苺のミルフィーユとチョコレートケーキ（正式名称は忘却）を購入しました。私は生クリームが全然駄目なので、味はわかりませんが、母の話だと甘さ控えめで、とても美味しかったそうです。今度自分用にオレンジピールでもウィスキーのあてに買うとしましょうか。（痩せたらね））

青空文庫

 　さて、今回私がiPadを購入して、驚喜したアプリがあります。『青空文庫』。これです。
 　青空文庫自体は著作権が消滅した作品を公開する場として有名なのは知っていましたが、PCだといまいち使いづらかった点がありました。しかし、これ、タブレットで読んだらまったく別物です。
 　遊びでダウンロードした『旗本退屈男』、あっさり読了です。
 　それではという訳で、『右門捕物帖』『半七捕物帳』全部ダウンロードしました。いや、凄い話だ。
 　液晶が良いのか、何なのか、読みやすいです。さくさく読めます。
 　そういえば、確か坂口安吾氏の『明治開化
 　安吾捕物帳』も著作権が消滅していたはずで、押川春浪氏の『海底軍艦』もあったはず、と夢が広がりまくって本当にやばいです。
 　いや、真面目に自炊を考えるレベルに来ているのでしょうか。

ご主人様は山猫姫 11

>  いよいよ、天下分け目の大戦。
  南域の承安軍と北域＋帝国の帝国軍がいよいよ征古原で激突します。『ご主人様は山猫姫』。
  まず、冒頭、伏龍の死亡フラグ立ちまくりに大笑い。まず、ギャグだと思うのですが、鷹見氏の作品はギャグとシリアスの区別がつきにくいので、最終巻でもしやの展開かもと一抹の不安もあります。
  小河正岳氏の『ウェスタディアの双星』のように打ち切りのごとく最終巻近くで主要人物がばたばた死んだりするのでしょうか。
  後書きでは円満終了のようなのですが。
  それはともかく、崇鳳みたいな軍師をよってたかって上げ上げで天下人の軍師に祭り上げる話というのも面白いかもとおもうのですが、それだと欠点だらけの君主を祭り上げる方が自然でしょうし、そうなると、今度は劉邦という素晴らしい、一点だけ利点をもった人間の一代記があるわけで、なかなか先人の知恵、歴史の事実は奥が深いと言えるでしょうね。

新御宿かわせみ ３

  セカンドジェネレーションの３冊目が出ていたので購入。というか、東吾さんが行方不明の時点で、なにおか言わんやです。
  源さんが射殺されて、麻太郎さんの家族が花世さん以外虐殺されるという、ショッキングな明治編の３冊目。
  しかし、池波正太郎氏の言うところのにっちもさっちもいかなくなったキャラクターの死だったんでしょうか。ここまでやる意味がない。そんな気がするんですが。
  でも、買っちゃうんです。
  今回は源太郎くんと花世さんの結婚式。結婚式なのですが。後味が非常に良くない。
  いや、結婚式ですよ。結婚式。なのにこれはないだろう。的な挿話で終わります。
  平岩氏、何かあったのでしょうか？
  作風が前シリーズの初期に戻っちゃってます。たとえば最初期の黒人の話など、後半ならばあそこまではっきりと書かないと思うんですが。
  そのあたりと現在の後味の悪さが通じるような。そんな気がします。

異世界でカフェを開店しました

  過去に読者の心ない感想のために更新停止されてしまった『異世界でカフェを開店しました』が書籍になって戻ってきました。
  あの、魔術の発達故に、恐ろしく料理のまずい世界に料理好きの女の子が飛ばされてしまう物語。やわらかいパンの旨さが心に沁みる物語です。
  いや、めでたい。
  しかし、作者はこの瞬間から、金を出して購入した読者の罵詈雑言にも耐える義務が存在します。
  金払ったら客なのですから。
  閑話休題。
  作品はネット上にあった頃より遥かにお話が進んでいます。
  しかし、やっぱり、こうなりましたか。アンジェリーク状態。レーベルがレーベルだけにそうじゃないかと思いましたが、元騎士の従業員、王宮厨房のセカンド、騎士の少年に初級学校のショタ。よりどりみどり！
  うーん、この違和感は我々が幼なじみ、働くお姉さん、幼なじみの友達、近所の幼女の出てくる話に対する女性の違和感なのでしょうか。
  ちょっと考えてしまいました。